アウディ A8をストレッチしたL ホルヒ、中国市場でマイバッハの対抗馬として登場

「スタンダード」なアウディ A8 Lは、決して短いクルマじゃない。実際、ノーズからテールまでの長さは5.3mある。クローム仕上げの新型A8 Lホルヒ(Horch)は、最近マイナーチェンジされたロングホイールベースの「標準」のA8よりも13cm長い、といえばその長さがおわかりいただけるだろうか。

この車はとても攻撃的に見えるけれど、実はとても気に入っている。

ホルヒは中国でのみ販売される。中国では現在、アウディが全世界で製造するA8の60%を出荷しているのだ。販売開始時の価格はわからないが、アウディはマイバッハをしっかりと視野に入れているようだ。

ここでもう一度、クロームについて触れておこう。違いがたくさんあるよね?ホルヒには、一般的なA8とは異なるグリルが装備されている。また、クロームミラー、たくさんのホルヒ専用バッジ、そして巨大なブリンブリンのホイールも装着されている。

インテリアでは、ダイヤモンドキルトのシート、毛足の長いフロアマット、ロゴをエンボス加工したクッションなどが用意されている。これをラグジュアリーと言わずして何と言うのだろうか。

さらに、より大きなパノラミックルーフや追加装備も標準でつけられた。さらに、アウディは「リラクゼーションシート」を無料で提供してくれるというのだから、ここは気持ちよさを期待したい。

もっとマイバッハに喧嘩を売りたいなら、ホルヒにツートンカラーの塗装を施すこともできる。ミトスブラックとフローレットシルバー、フローレットシルバーとミトスブラック、ファーメンメントブルーとウルトラブルーの組み合わせがある。路上でバチバチの対抗意識が芽生えそうでステキ。

3.0リッターV6ガソリンエンジンは、中国で最も売れているパワートレインなので、それしか選択肢はない。とはいえ、あなたはホルヒを買っても運転席には座らない可能性が高いので、エンジンはどうでもいいのでは?

インターネットの皆さん、どうざんしょ?

=海外の反応=
「どこが不快なのか理解できないよ。見た目は他のアウディと同じで、もう少し目立たないようにしたいという考えからすると、これは素晴らしいこと。中はウォッカバーのようには見えないし、操作用に第一世代のiPadを持っているわけでもないし、下品に見えるほどクロームを重ねているわけでもない。マイバッハ Sクラスのあるべき姿がここにあるんじゃないか」
↑「リンカーンのタウン カーがかつて持っていた、そして現行のベントレー コンチネンタル GTが持っている、控えめな雰囲気を持っている。大声で叫ぶわけでもなく、注目を集めるわけでもない。しかし、この車を見るとわかるんだ、車内に話題になるような人を乗せていることが。僕はアウディがそれを成し遂げたと思うよ」
↑「あなたのご意見には同意するけど、リンカーンのタウン カーを、斬新なストレッチリムジンや薄汚くて整備されていない高額なタクシーキャブではなく、そのような観点から考えるのは難しい。また、リンカーンのコンチネンタルは、ドイツ勢に対抗できなかったフォードのアップグレードバッジ以外の何物でもない。どちらも素敵なスタイルで、そのような雰囲気を持っていたかもしれないが、現実の世界ではこのホルヒだけがノルマを達成していると思う」
↑「ああ、唯一少し気になるのは、新しいグリルのパターン(ちょっと…密すぎる?挿入物が大きすぎるような気がする)」
↑「言いたいことはわかるけど、マイバッハのフェイクなラジエターグリルや7のうさぎの歯みたいなヤツに比べれば、非難するのは難しいだろうね」
「ホイールがひどい。まあ、これは簡単に直せるが、それ以外は素晴らしい」
↑「マイバッハ プルマンのリムを真似た(あるいは真似しようとした)ようだけど…。そうでなければ、中国向けということで、完全な電気推進ではないにしても、少なくともハイブリッドシステム(e-Tron GTのような)を搭載することを期待している。この高級クラスが街中でスムーズで静かであることは理にかなっているし、ホイール間の長いフロアは長距離バッテリーに最適だ」
「ええ、とてもいいと思うよ。もし私が中国の裕福なビジネスマンで、目立たずに移動したいと思っていたら、このようなものを買うだろうね」
「監獄の鉄格子グリル付き。素敵で適切よん♥」
「マイバッハやロールスロイスのように、ホルヒがこのようになってしまったのは残念なこと。これらはかつて、戦前のクラシックで革新的な高級車のゴライアスであり、非常に魅力的なコレクターズアイテムだったのに、今では、ただの豪華なトリムになってしまった。少なくとも、BMWはロールス・ロイスでそれを隠そうとしている。これに関しては、グロテスクで派手なマイバッハとは違って、控えめでいい感じだし、ロールス・ロイスはもう少し上品だが、決して目立たないわけではない。ただ、使われているネーミングセンスが残念で、それはアウディだけのことじゃない」
↑「ロールス・ロイスはそうじゃない。BMWのエンジンやプラットフォームを使ってないので、まだかなり個性的で専門的だ」
↑「私もそう思いたいが、エンジンはBMWのものを特別に派生させたものだし、ライトはBMWのレーザーライト、インフォテイメントはiDrive、RR Bespokeのサウンドシステムはワンランク上のBowers and Wilkinsなどだ。同じことがベントレーにも言えるが、どちらも空港タクシーのトリムになる程度には実用性と華やかさを失っていないと思う」
「中国人はなぜ、リアの足元が広い車が好きなのだろうか?彼らが特別に背が高いわけでもないのに」
「控えめでエレガントで、マイバッハよりもはるかに魅力的なクルマだ。アウディがこの仕様を他の国でも展開してくれれば、きっとうまくいくと思う」

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