EVレストアメーカーのエベラティがポルシェ 964、フォード GT40に続いて挑戦したのは、ランドローバー シリーズIIA

オックスフォードシャーを拠点とするEVレストアメーカーのエベラティ(Everrati)は、本当にモデル数を増やしているね。トップギアでは、今年6月には、最高出力500bhpの電動ポルシェ964を試乗させてもらったけど、そのわずか1ヵ月後には電動化したフォードGT40を発表してネット上で話題になった。

そして今度は、ちょっと変わったものを持ってきた。フルレストアされたランドローバー シリーズIIAに、オール電化のパワートレインを搭載した。

ランドローバーの「シリーズ」は、1948年の発売以来、世界で最も象徴的なオフロードカーのひとつ。モーリス ウィルクスの作品は、世界中で愛されており、世界初の民間四輪駆動車は、まさに英国のアイコン的存在だ。1961年に発売されたランドローバー シリーズIIAは、クラシカルな美貌と頑丈な機能を完璧に融合させており、都市部と田舎の両方の環境に適していた。今回は、それをEVにしちゃったというワケ。

ベースとなっているのは60kWhのバッテリーで、実際の航続距離は約200km、電気モーターは150bhpと300Nmのトルクを発揮する(オリジナルのシリーズIIAの2倍以上)。また、2輪駆動と4輪駆動の両方のモードがあり、ハイ/ローレンジも選択可能だ。しかし、エベラティの他のプロジェクトと同様に、EVパワートレインの交換は、また元に戻せるようになっているのだ。

製造開始時には、すべてのパネルと部品が取り外され、シャシーは亜鉛メッキされ、将来の腐食を防ぐために保護用の亜鉛プロセスでコーティングされる。再構築時には、モダンまたはトラディショナルなキャンバスルーフを選択できるほか、サファリハードトップも用意されている。ホイールはアップグレードされ、ミシュランのタイヤが装着され、適切なパワーステアリングが装備され、さらにフロントシートヒーターの仕様も可能だという。ちなみに、価格は150,000ポンド(2,300万円)から。いろいろ、贅沢だよね。

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