7代目の日産Zへようこそ。単に日産Zと呼ばれるこの車は、後輪駆動で400bhpのツインターボを搭載したマニュアルトランスミッションの2ドアクーペだが、イギリスでは販売されないんだ…。でも、確かにイギリスでは販売されないけど、アメリカにはGR ヤリスがないし、イギリスにはあるから、いーんだもんねー。
Zは来年の春にアメリカで発売される。370Zに搭載されていた3.7リッターV6をやめ、3.0リッターのツインターボに変更した。出力は68bhp、トルクは30%向上し、405psと475Nmの出力を実現している。性能面での数値はまだ公表されていないのだが、0-97km/hの速度はこれまでよりも約15%速くなるとのこと。6速マニュアルまたは9速オートマチックのいずれかを選択できる。
発売当初は、「スポーツ」と「パフォーマンス」の2種類が用意されている。予想通り、パフォーマンスの方がお勧めだ。このモデルには、マニュアル車用のローンチコントロールとレブマッチングが追加され、どちらのトランスミッションを選択しても、リミテッドスリップデフ、ブリヂストンのスティッキータイヤを装着した鍛造19インチアルミ、強化されたブレーキ、スポーツエグゾースト、9インチタッチスクリーン、Boseステレオが装備されている。また、昨年発売された「Z Proto Concept」に敬意を表して、限定車「Proto Spec」も用意されている。
マニュアル車には、カーボンファイバー製のドライブシャフトと "ハイパフォーマンス"クラッチが装備されてるんだって。すごいでしょ?
もちろん、サスペンションやシャシーにも力が注がれている。Zは「ドライバーと一体となって、あらゆるオンロードでの冒険を楽しむために設計された」と喧伝されている。だから、ボディ剛性の向上(フロントストラットブレースを標準装備)、電動パワーステアリングのフィーリング向上、タイヤのワイド化による横方向のグリップ力向上などが図られている。また、ショックアブソーバーを大径化し、サスペンションのジオメトリーも変更している。
デザインは?素晴らしいデザインだと思う。日産のデザイン・ボスであるアルフォンソ アルバイサは、Zは「何十年もの間を行き来しながら、完全にモダンになった」と語っている。例えば、ヘッドライトは70年代のJDM専用車である240ZGのものを模倣していたりと、過去のZカーから多くのインスピレーションを得ている。インテリアもクールなんだけど、ブルーのレザーは残しておきたいね。
みなさん、ご感想は?
=海外の反応=
「この車をデザインした人は、まず学校に行ってカーデザイン・スタイリングを学ぶべき。そして、もう一度やり直してほしい。人々を気絶させなければ、失敗したというのと同義だ」
↑「デザインの勉強をしたのは間違いないと思うし、非常に洗練されていて、独創的でモダンでありながら、奇をてらわず、伝統に敬意を表している」
「あのグリルはやはり場違いだが、それ以外は気に入っている。少年時代に持っていた240Zのスケールモデルを思い出す」
「タッチスクリーンのヘッドユニットを除いて、他のすべてが素晴らしい。日産にとっては素晴らしい復活と言えるだろう」
「"イギリス人は1つも所有できない"
誰もがイギリスに住んでいるわけではないからね。でも、この種の車としては最後かもしれない。しかし、「現行車より15%速い」以外の性能数値はないのだろうか?現行車の最速バージョンでは、0-100km/hが5.6秒だった。90年代ならともかく、今となっては平凡な数字だ。それを15%上回ると?4.73秒になる。
物議をかもしたスープラMKVは、HPが60少なく、重量もおそらく多いのだが、4.5秒で走れる。もちろん、日産の担当者は、この車は数字よりも感情が大事だと言うでしょうし、それは本当のことだ。最新のRS3のように0-100km/hを4秒以内で走ることはできないが、鳴り物入りの車では味わえないクールさを感じることができるだろう」
「リアのフェアレディバッジが外されたのは非常に残念だが、それにしても素晴らしい」
「ブルーレザーが残るの?僕は、自動車メーカーがインテリアカラーを再び提供することを奨励するために、それを購入しよう。白やシルバーの車には赤のインテリアが、グリーンの車にはタンのインテリアが必要なのと同じように。だから、みなさんも、ブルーにしてください」
「あとは、少し大きめのダックテールスポイラーと600馬力のエンジンチューンがあれば、「悪魔のZ」を完璧に再現することができそう。冗談はさておき、見た目は最高だし、インテリアも気に入っている(シンプルなのに物理ボタンがあるし、どうやったらこんなことができるんだろう?(唯一の問題点は、370Zとほぼ同じシャシーを使っていること。当時のレビューで「当時のライバルに比べて良くない」と言わていたのを覚えている。アメリカでのレビューが待ち遠しい」
「とても気に入っている。歴代のZカーの要素を見ることができるから。どこかがすぐにチューニングバージョンを出すだろう。そして日産自身も、よりエクストリームなバージョンを提供する可能性が高いと思う」