全世界で販売されているスバル車の98%は全輪駆動である。その全てが水平対向エンジンとの組み合わせによる、SUBARU独自のシンメトリカルAWDだ。この事実は、BRZクーペのニッチな魅力を物語っている。この車はボクサー・リアドライブの頂点かもしれないが、拳一杯の現金と自宅の外にも不動産を持つ人々はそうは思わないようだ。
とにかく、この件に関しては「グラスは98パーセント満たされている」と考えることにしよう。なぜなら、スバルは2,000万台目の全輪駆動車を販売しており、それは最初の生産ラインから49年後に達成されたものだから。
それが、1972年に発売されたスバル レオーネ 4WD エステートバンだ。ピーク時の出力は80ps、103Nmで、90年代以降のスバルのイメージであるバリバリのラリー野郎ってわけじゃなかった。ミラーまで70年代のスタイルを踏襲しつつ、数インチアップし、頑丈なスチールホイールにノブ付きのオールテレーンタイヤを履かせた、その気概を見てほしい。日本初の量産AWD車である。
何かに飛び乗って、田舎道をぶっとばしてみたいと思ったことはない?このレオーネなら、フロントシートでさえも、岩や轍の上を楽しく跳ねながら、あなた(とコ・ドライバー)を固定する準備ができているように見える。そして、フラット4の1.4リッターエンジンを搭載しているので、サウンドトラックも期待通りの正しいものになる。
スバルは、パフォーマンスカーのない英国のラインナップに、レトロなリメイク版を提案してみてはいかがだろう。
=海外の反応=
「あら素敵」