トヨタ ランドクルーザー生誕70周年に、200後継の新型がV6搭載で発表

トヨタ自身がフルサイズの新型で、ランドクルーザー生誕70周年をお祝いすることになった。ランドクルーザーは1951年8月、強力なエンジンを備えた4輪駆動車、TOYOTA BJ型として誕生した。このクルマは自動車として初めて富士山6合目までの登山に成功するなど、厳しい環境で高い走破性を発揮し、その実績も踏まえ、全国各地でパトロールカーとして採用されるようになったのである。以降、累計約1,040万台、年間30万台以上のランドクルーザーが、世界170の国と地域に届けられている。

そう、これはイギリスで販売されているランドクルーザーのベイビー(他の国ではプラドと呼ばれている)ではない。これはステーションワゴンタイプのランドクルーザー 300で、フルファットでV8エンジンを搭載した200シリーズの後継モデルだ。

この新しいものは、断固としてイギリスにも西ヨーロッパにも上陸しない。残念だ。世界の他の国々は、V8エンジンがもうないということに興味をそそられるかもしれないが。その代わりに、415ps、650Nmの3.5リッター、ツインターボV6ガソリンと、305ps、700Nmの3.3リッター、ツインターボV6ディーゼルが採用されている。どちらも新開発の10速オートマチック・ギアボックスと組み合わされ、従来のV8ユニットに比べて優れた「ドライバビリティ」を実現しているそうだ。トヨタは200(2008年初頭から販売されている車)と比較して、燃費とCO2排出量が約10%減少することを保証している。

300は、GA-Fと名付けられた全く新しいプラットフォームを採用している。ボディ・オン・フレームのために開発されたTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)プラットフォームの第一弾で、剛性を高めながら200kgの軽量化を実現している。200kgの軽量化と同時に剛性も向上しているという。

新しいアダプティブ・サスペンション・システムは、オンロードでのパフォーマンスを向上させると同時に、オフロードでのホイール・アーティキュレーションを最適化。また、マルチテレインセレクトシステムは、どのような路面を走行しているかを事前に把握しているので、指示する必要はない。

最近の新車発表会では、どうすればいいのかわからないほどのアクティブセーフティが搭載され、必要以上に派手なグリルが付けられている。これはとてもボクシーだね。全長と全幅、ホイールベース、デパーチャーアングルとアプローチアングルは、現行の200とまったく同じだ。

それでもトヨタはランドクルーザーを70年間で1,000万台以上も販売してきたのだから、何か考えがあるのだろう。そして、もしかしたらV8だって、まだ準備中なのかもしれない。インターネットでのご意見は?

=海外の反応=
「ヨーロッパではこのようなディーゼルV6が手に入らないのが残念だ。もし私がコロナの景気刺激策を受け取っている医師だったり、ファイザーの取締役だったりしたら、BMW X7やGLSではなく、このランドクルーザーにお金を使うだろうに」
「何が問題なのか」
「20年前に見たことがある感じ…。アフリカには最適だが、他の国には必要ない」
「ここオーストラリアでは、200シリーズの中古車がバカ高い値段で売られているが、これはトヨタが新車を十分に輸入できなかったためだ。きっと300シリーズは、発売と同時にショールームから姿を消すことになるだろう。一番近い都市から1000kmも離れていて、低木地帯や砂漠、舗装されていない道路を長距離走らなければならない場合、ヨーロッパの壊れやすい代替品よりもはるかに優れた選択肢となるからだ。70シリーズは、信頼性とシンプルさが生き残りにつながる本物のアウトバック地域で、いまだに人気がある。この地域では、ヒューズが切れるとすぐに「リンプホームモード」になってしまうようなものを所有する意味はない」
「新型ランドクルーザーの一番の特徴は?基本に忠実で、シンプルで、堅牢で、実用的なSUVとしてのルーツを守っていることだ。新型V6TTの性能、特にディーゼルの性能に期待している」
「嫌いじゃないけど、ブラシガードやオフロードグッズを装着した方が断然格好良くなる」
「子供の頃に描いた絵のようだ」
「オフロード用のホイールベースを笑ってしまうほど短くしておきながら、内装を豪華にしようとするトヨタの姿勢は滑稽だ。だったら、レンジローバーかジムニーを買えばいい。ランドクルーザーはこれ以上無意味なことはない」
↑「RRは月に20回は故障する。LCだと最小限の手入れで20年は使える」
↑「OMG(オーマイゴッド)。本気で言ってるんじゃないよね?僕はLCとRRの両方を持っているんだ。もし選ぶとしたら、新品のRRよりも10年前のLCの方がいいね。今はスバルのアセントに乗っているが、オンロードでもオフロードでも、今の自分のニーズに合っている」

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