ラ ヴォワチュール ノワール
史上最も高価な新車。これは、ブガッティが2019年のジュネーブモーターショーでワンオフの「ラ ヴォワチュール ノワール(La Voiture Noire)」を発表したときの言葉だ。正確な数字は確認されなかったが、1,200万ポンド(18.7億円)近くというのは、かなりまともな推測だろう。
このモデルは、1940年にナチスがブガッティのモルスハイム工場を接収した際に輸送中に失われた4台のタイプ 57 SC アトランティークのうちの1台へのオマージュであり、ベースとなっているシロンよりもはるかに強化された彫刻的な資質を備えている。そのスタイリングは、発表時には確かに意見が分かれたけれども。