ベントレーのSUVに最もスポーティなモデル、ベンテイガ Sが登場

ベントレーは、10年後には完全な電気自動車メーカーになる予定だ。しかし今は、伝統的に最も得意としてきたこと、つまり、強大なガソリンエンジンを搭載した高級車を作っている。

最新のベンテイガ Sは、ベントレーのSUVシリーズの新しいバッジであり、コンチネンタル GTクーペと同じようなラインナップとして加えられた。日本での価格は26,900,000円で、デリバリーは2022年第1四半期が予定されている。

だが、最速でもなければ最もパワフルなベンテイガでもない。その栄誉はW12エンジンを搭載し、最高速度190mph(306km/h)を誇るベンテイガ スピードが担っている。言うならば、このSは、最もスポーティなモデルと言えるかもしれない。

その理由は、アウディ RS6をはじめとするVWグループの多くの高性能車に搭載されている軽量の4.0リッターV8ターボエンジンを採用しているからだ。このエンジンは、最高出力542bhp、最大トルク770Nmを発揮し、最高速度180mph(290km/h)、0-100km/hを4.5秒で達成する。これはスピードに比べて0.5秒の差ですが、実際には気にならないくらいだろう。

というのも、Sには真新しいスポーツエグゾースト、独自のスポーツチューンを施したサスペンション、より扱いやすいESP設定などが採用されているからだ。大規模なラグジュアリーSUVの購入者が、柔軟なコーナリング姿勢を厳密に必要としているかどうかはわからないが、Sにそのまま搭載されている豊富なオフロードモードを必要としているとは思えない。

道路を走っている他のクルマの人にベンテイガのエクストラマッスルさを知らせるために、ふんだんな黒のディテール、新しいデザインの22インチアロイホイール、そして多くのSバッジが付けられている。インテリアでは、ベントレーはe-tron GTの生産ラインを除けば、アウディが投入したアルカンターラのほとんどを利用しているようだ。ベンテイガ Sに4人乗り、5人乗り、7人乗りのどれを選ぶかによって、どれだけの革のロールが使われるかが決まってくる。

そう、これは世界最速のファミリーカーのひとつであるから、ポケットチーフの色を決めたり、グローブボックスに敷き詰める珍しい木目をググったりする前に、179,600ポンド(2,800万円)という価格を正当化することができるのだ。

=海外の反応=
「すぐに売り切れそう」
「7人乗りの写真がないのが残念。僕は18万ポンドの7人乗りのクルマを買うつもりはないけれど、このような記事を読んで、自分がそうであるかのように想像したいと思っているんだ。「いやいや、これは実用的ではない。後ろが窮屈になりそうだ。ちょっとがっかり」とか、考えるだけで楽しいのに…。ベントレーのプレスリリース部門が、お金がない顧客のことは一顧だにしていないかのよう」
↑「フォルクスワーゲングループはBMWレベルの、悪質クレーマーの荒らしに対処できるだけのスタッフがいないんだよ」
「正直なところ、この車が信じられないほど不快だとは思わない。特に格好いいとも思わないが、実物を見ると7シリーズのような派手さはない。少なくとも、これだけの座席があれば、他のベントレーと同じように、あるいはそれ以上に、ターゲットがわかりやすい。このクルマを運転するのは、麻薬の売人やスラム街の家主、サッカー選手、チェシャー州のSatsuma(みかん)ばかり食べてる人などが想像されるが、ベントレーにはそうじゃないクルマも、もちろんたくさんある」

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