08 ルナズ ロールス・ロイス ファントム
これは1961年製のロールス・ロイス ファントム Vの新車だ。世界で最も優れた自動車の一つであるこのクルマのレストアは、幸運な新オーナーが醸し出す道徳的な優越感以上の汚染はない。
ルナズは、1台1台のクルマをベースの金属まで解体し、3Dスキャン、重量測定、完全なレストアを行った後、汚れた油まみれのドライブトレインを引っこ抜く。このドライブトレインは、60年代に可能な限り静粛性を高めるために設計されたものだ。
その代わりに、120kWhのバッテリーパックが搭載されており、ルナズはこれで300マイル(483km)以上の航続距離を実現できると主張している。ツートンカラーの塗装、レザー、1961年に製作されたオリジナルの木工品(ここでは修復され、ローズゴールドのインレイが施されている)、プライバシーディビジョンの後ろにある2つのスクリーン、バーサービス(バーサービスだよ!)、そして8人のスペース。そう、8人だ。誰がSUVを必要としているのか、何が何だかワケがわからない。