さて、今回からはじまった、トップギアの初心者向け自動車メーカーガイド。初心者じゃない人も、おさらいとしてどうぞ。では、ホンダからスタートしよう。
ホンダとは?創業したのはいつ?
ホンダは世界最大のモーターサイクルメーカーだ。しかし、当然ながら自動車も製造している。また、四輪バイク、芝刈り機、船外機、電動工具、発電機、人型ロボット、ジェット機など、様々なものを製造している会社でもある。
1946年、本田宗一郎氏が前の部品会社(東海精機重工業)をトヨタに売却した資金をもとに、「本田技術研究所」として設立した同社は、余剰の発電機モーターを自転車に後付けすることから始まった。
その後、1948年に現在の社名である「本田技研工業株式会社」となり、自社で開発したエンジンやシャシーを使って、本格的なモーターサイクルの製造を開始した。1955年には、ホンダは日本最大のモーターサイクルメーカーとなった。
1963年には最初の自動車が登場した。最初に登場したT360は、356ccのモーターサイクル用エンジンをミッドマウントし、排気量からその名がついた軽トラックだったが、8,500rpmで30psという驚異的な出力を発揮した。その数ヵ月後には、ホンダ初の乗用車であるS500のロードスター(写真)が、531ccの直列4気筒、9,500rpmのレッドライン、チェーンドライブを搭載して登場したのである。