吊るしのSクラスじゃ、スピードや威圧感が足りない…。そうお嘆きの貴兄に、ブラバス仕様のSクラスをおすすめしたい

ブラバスは、グズグズして先延ばしにするような会社ではないことをお知らせしたい。7代目メルセデス・ベンツ Sクラスは昨年末に公開されたばかりだが、ドイツのチューナーはすでに、なんつーか…スペシャリストとしての手腕を発揮している。

まず、エンジンの改良から始めよう。S500のガソリンエンジンは、最高出力が429bhpから493bhpに、最大トルクが519Nmから590Nmに向上している。これにより、0-100km/hの速度が4.9秒から4.7秒へと、コンマ2秒向上した。無駄な時間は無駄なお金となる。

一方、S400dディーゼルは、最高出力が365bhp、最大トルクが553lbftと、それぞれ39bhp、71Nm増加し、0-100km/hは5.2秒と、同様にコンマ2秒短縮されています。最高速度は249km/hに抑えられているが、スピードリミッターにすぐにぶつかってしまう。

エクステリアは?もうお分かりだろう。アグレッシブなフロントスポイラー、新しいサイドエアインテークサラウンド、LEDライト、スポーティなリアバンパーインサートなどが見える。ドイツの超高級リムジンとは思えないようなデザインだよね。

また、19インチ、20インチ、21インチの3種類の新しいデザインのアロイホイールが用意されているほか、ドライブモードに応じて車高が最大25mm低くなるが、Sクラスの絹のように滑らかな乗り心地は損なわれていないと、ブラバスは述べている。ふうー。

インテリアでは、通常運転のブラバス・トリートメントが施されており、上の写真の例では、ツートンカラーのレザー、ダーククローム・スイッチ・コーティング、カーボンファイバー・トリムがふんだんに使用されている。ご覧になったものがお気に召さなかったでしょうか?空手形やビットコイン口座の金額があなたの想像力と同じくらい豊富であれば、ブラバスは喜んで対応してくれる。

次のラグジュアリークルーザーは、スタンダードなSクラスではなく、このクルマにしたいと思いません?

=海外の反応=
「映り込みが多くて何がなんだかわからない。誰かカメラマンに偏光フィルターを渡してくださいな。ホイールは少なくともクールに見えるけど」
「金持ちってのは、センスも階級もないということを証明する必要があるのではないだろうか」
「威圧感は全くないね。北ロンドン周辺にはこの手のガラクタがたくさんあり、レーシングスーツを着てスカイダイビング用の巨大な腕時計をした太った人が必ずと言っていいほどアグレッシブに運転している。その中で、現代のメルセデスが5年でリサイクルされるように設計されていることを理解している人はいない」
「麻薬王のために特別なものを作っているとは知らなんだ」
「ダース・ベイダーのためのクルマ。あるいはサタンそのもの。黒はステルス性のある色とされているけど、この黒は今まで見た中で最も輝く黒だ」

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2021/04/32447/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 063

アーカイブ