ポルシェジャパン初のポップアップストア’ポルシェ NOW Tokyo’が、東京、有明にオープンするにあたり、ポルシェジャパンのミヒャエル キルシュ CEO とアレクサンダー クワース プロダクト&プライシングマネージャーによるオンライン発表会が行われた。
「新型コロナウイルスの影響で、ポルシェジャパンにも少なからず影響はあったものの、徹底的な衛生管理に努めリモートワークなどの工夫を取り入れながら、社員一人ひとりが責任ある行動を意識するようになりました。現在では事業面でも健全さを取り戻しつつあります。今後も日本市場には多大な投資を行っていきます」というキルシュ CEO の力強いコメントがあった。
ポルシェ NOW Tokyoは、ドバイ、アテネ、台北などに続く、日本で初めてのポップアップストアである。2020年7月12日から2021年8月31日までの期間限定オープンとなり、ポルシェ初の100%EVであるタイカンを含め、常時3台の車が展示されている。さらにポルシェ ジャパンが都市型充電ステーションとして、名古屋、大阪に配置を予定している、150kW級の実力を誇る、ポルシェ ターボ チャージング ステーションも設営されている。店内にはポルシェモデルの VR 体験スペースも設置されると同時に、日本初導入となるポルシェの専門家、’ポルシェ プロ’を常駐させ、ポルシェに関するあらゆる相談や問い合わせに対応する。
雑誌「トップギア・ジャパン032号」でも特集を行なったが、 パフォーマンス EV というジャンルを打ち立てたポルシェタイカンには、大変関心が高いようであった。アレクサンダー クワース プロダクト&プライシングマネージャーによれば、昨年の11月にタイカンを日本で発表し、その後予約した顧客のうち45%が初めてポルシェを購入する層であるということだった。また95%がガソリン車のオーナーということで、初めて購入する EV がこのポルシェ タイカンだったという。狙い通りの結果が得られたということだ。
タイカン4S が14,481,000円、タイカンターボが20,231,000円、タイカンターボSが24,541,000円と、3つのラインナップが用意されている。パフォーマンスバッテリーをつければ、国内でもっともパワフルな150kWの出力により、タイカンの車載バッテリーを24分で80%(走行距離300㎞分)まで充電することが可能だ。ポルシェ モバイルチャージャーでは、8kWの出力により約9時間で80%以上まで充電できる。また、ポルシェの電気自動車は、日本国内の充電基準(急速:CHAdeMO、普通:J1772)に対応しており、高速道路のSA/PAや道の駅、駐車場等の公共施設にすでに設置されている20,000基を超える充電器での利用も可能ということで、不安も解消されている。自治体によって変わってくるが、 EVの補助金も、目安で70万円程度受けられる可能性があるので、コストパフォーマンスも高いということは言えるだろう。 ポルシェ NOW Tokyoのオープンにより、タイカンの人気はますます上昇しそうだ。