これでアストンマーティン ヴァンテージ博士になれる 70年の歴史を振り返る

DBS ヴァンテージおよびAM ヴァンテージ

DB4、DB5そしてDB6に至る一連の流れがアストンマーティンによるデザインの“進化”を物語るとすれば、1967年に登場したDBSは真の“革命”といえるモデルだ。このクルマの角張った“モダン”な形状を生み出したのは、当時アストンマーティンに若手のインテリア・デザイナーとして在籍していたウィリアム・タウンズ。このボディに収まっていたのは、その当時の定番ユニット、タデック・マレックが手がけた6気筒3,995ccエンジンで、DB6と同様に標準バージョンとヴァンテージバージョンが設定されていた。当初の計画では、新開発のV8エンジンを搭載する予定だったのだが、このモデルの登場には間に合わなかった。

DBSの増加した重量に対応するため、ヴァンテージバージョンはカムシャフトの設計を見直し、パフォーマンスを向上させた。

1972年4月、それまでの4灯式ではなく2灯式のヘッドライトを備えた新バージョンのDBSが登場した。このモデルは、AM ヴァンテージと名付けられ、70台が製造された。興味深いことに、このクルマは、過去のヴァンテージの血統に反し、そのラインナップにおいて最もパフォーマンスの低いバージョンだった。

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