今回のバカラルの登場と同時に、ベントレー マリナーが設立した新部門のひとつが「ベントレー マリナー コーチビルド」。バカラルはこのコーチビルド部門が手掛ける第一号車となり、今後のビスポークベントレーはすべて、この新部門で製作される。
2つ目の新部門は「ベントレー マリナー クラシック」。昨年、1929年製スーパーチャージャー搭載の4½リッター「チーム ブロワー」をオリジナルに忠実に12台限定で復刻させることを発表した。ベントレー マリナーのスペシャリストらが構成するチームによって一台一台が手作業で製作される。戦前のレーシングカーの復刻モデルが、「継続」の意を込めた「コンティニュエーションシリーズ」として登場するのは世界初となる。クラシック部門は、1939年製「ベントレー コーニッシュ」の復元モデルも昨年見事に完成させている。
3つ目の部門は「ベントレー マリナー コレクション」。新型コンチネンタル GT マリナー コンバーチブルの例のように、ベントレーのラインアップからラグジュアリー性をさらに高めた派生モデルを製作する。新車を購入されるお客様ためのカスタマイズにも対応。 ベントレーの現行ラインアップには豊富なエクステリアカラーをはじめ、レザーとステッチの組み合わせ、特別注文の装備など、様々なオプションが用意されている。
ベントレー マリナーでコマーシャルオペレーションを担当するトレーシー・クランプは次のように語っている。
「ベントレーのモットーは『Be Extraordinary』ですが、ベントレー マリナーではさらに一歩踏み込んだ『Beyond Extraordinary』を目指しています。この精神を形にしたのがバカラルです。選ばれたお客様だけが、ご自分のテイストに合った最高のグランドツアラーを製作するという幸運を手にされています。一方、ベントレー マリナーのクラシック部門は歴史に残る名車に新たな命を吹き込み、コレクション部門はこれまで通り、ベントレーの各オーナー様の特注面でのご要望にお応えしていきます」