40万針のキャビンステッチは精緻の極み ベントレー コンチネンタル GT マリナー コンバーチブル

パワートレインにはW12かV8が選べる

ベントレーの注文製作部門であるベントレー マリナーが、コンチネンタル GTファミリーの中で最もラグジュアリーなモデルとなる新型コンチネンタル GT マリナー コンバーチブルの導入を発表した。エンジンはW12とV8の2種類を設定。この第1号車は2020年3月3日、ジュネーブモーターショーで世界初公開されるが、日本への導入は未定となっている。

ベントレー マリナーといえば、世界随一の歴史を持つ名門コーチビルダーであり、ボディ架装の生みの親とも言える。ラグジュアリーを求めるベントレーの顧客の中でも、一握りのエクスクルーシブな富裕層が求める、いわば究極のベントレーのコンバーチブルの姿を見られるのは、今から楽しみだ。

まずは、新設計「ダブルダイヤモンド」フロントグリル。クリスタルガラスをイメージした精緻なヘッドライトに挟まれ、誇りと威厳に満ちたフロントフェイスを演出している。マリナーのロゴが入った特別仕立てのサイドベントはフロントグリルを引き立てつつ、ブラックダイヤモンドにシルバーをあしらったデザインで統一感を生み出すのだ。この「ダブルダイヤモンド」と呼ばれる新デザインは、ベントレーならではのキルティングパターン「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」にインスパイアされたもので、全4席とドアケーシング、リアクォーターに加え、今回、トノカバーにも初採用した。新デザインでは「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」のステッチを相性の良い2色のコントラストステッチに変更し、キルティングの縫い目を一層際立たせた。キャビン全体に施されるステッチは、なんと約40万針。ひとつのダイヤモンド模様がきっかり712針で形作られ、その一針一針がダイヤモンド模様の中心部に向かって正確に配列される。この刺繍方法の開発だけで18か月を要しまたというから、気が遠くなってしまいそうだ。

コンチネンタル GT コンバーチブルのインテリアは手作業で作り込まれている。インテリアの配色パターンは8通りで、お客様好みの3色を選ぶことができる。マリナーが新たにデザインした8通りのカラースプリットでは3番目の色がアクセントカラーとなり、インテリアに特徴的なラインを描き出す。ハンドステッチで仕上げられたレザーにはマリナーのロゴが刺繍され、彩りを添える。

ベントレー マリナーはコーチビルディングの伝統手法と最新手法とを組み合わせ、モダンで特別感の漂う新鮮な装いを完成させた。センターコンソールには高度な技術を用いたコントラストダイヤモンドミル仕上げを採用。クロムのブルズアイベント4つに囲まれるように配置されているのは新設計のブライトリング製高級時計で、ブラッシュ仕上げのシルバーが美しく、インテリアに宝石のような輝きをもたらしてくれる。ドライバー側インストルメントパネルのLEDディスプレイに目をやると、精確に表示されるデジタルメーターにもブラッシュ仕上げとマリナーのロゴが取り入れられ、アナログ世界とデザインの統一が図られている。

また、室内には、7パターンのムードライティングが装備される。マリナートレッドプレートのイルミネーションや、LEDウェルカムライトがドアミラーから地面に映し出すベントレーウィングと相まって雰囲気を盛り立ててくれる。

最上級オーディオシステム「Naim for ベントレー」が設定され、音響にもこだわりを見せている。こちらは、2200W、18スピーカー、アクティブバストランスデューサー2基、20チャンネルアンプ、アクティブバス付きDSPサウンドモード8種類という最先端のオーディオセットだ。

コンチネンタル GT マリナー コンバーチブルの筋肉質で流麗なプロポーションにはペイント&ポリッシュ仕上げの新設計22インチ10本スポークホイールがよく似合う。浮いたように見えるホイールバッジは、ホイールが回転しても正位置を保つセルフレベリングタイプだ。

このオーナーには豪華な化粧箱に入った革製キーが渡される。ハンドクラフトされた化粧箱はインテリアと同じ3色で彩られ、マリナーのロゴが入る。革製キー以外のキー2個もインテリアカラーにマッチしたケースに1個ずつ入れて渡してくれる。こちらのケースにはコントラストステッチが施され、細かい気配りとなっている。

ベントレー マリナーでは61色という豊富なエクステリアカラーも用意されている。コンチネンタル GT マリナー コンバーチブルをオリジナルカラーで仕上げたいという顧客にはサンプルを持ってきてもらえれば、ベントレーの塗装スペシャリストが希望の色をつくってくれる。

心臓部には、V8エンジンとW12エンジンが設定される。6.0リッターW12ツインターボチャージドW12エンジンの場合は、0-100km/h加速3.8秒、最高速333km/h。新世代の4.0リッターツインターボチャージドV8エンジンの場合は0-100km/h加速4.1秒、最高速318km/hを発揮する。

世界の中の、一握りの富裕層だけが、このエクスクルーシブなコンバーチブルを所有することができるのだ。




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