マセラティのアンバサダーとして桐生祥秀氏が就任
マセラティ ジャパンがブランドアンバサダーとして陸上競技・桐生祥秀氏(日本生命所属)を起用し、就任を祝って世界に1台しかない特別限定車「マセラティ グラントゥーリズモ グランフィナーレ」を発表した。
桐生選手といえば、2017年には世界陸上4×100mリレーで銅メダルを獲得。9月の日本学生選手権100m決勝にて、日本選手初の9秒台となる9秒98の日本新記録を樹立した。そんな桐生氏の走りを追求し、あきらめない挑戦により高パフォーマンスを上げている姿は、走りへの情熱と挑戦というマセラティのブランド理念と合致し、長年マセラティのファンでいてくださる桐生さんのブランドアンバサダー就任が実現したという。
今回のマセラティ グラントゥーリズモ グランフィナーレで目を引くのが、「日本とイタリアをつなぐ」という意味が込められたビアンコ・フジとロッソ・イタリアーノのバイカラーを纏ったエクステリアカラーは、日本国旗を彷彿とさせるデザイン。2007年の発表以来世界中で成功を収めてきたマセラティを代表するスポーツカーであるグラントゥーリズモが2019年11月に生産を終了するにあたり、販売される世界で最後の1台として生産された特別な車両となる。この車両は入札形式によって販売され、売り上げの一部を公益財団法人日本陸上競技連盟へ寄付される。最低入札金額は、2,700万円(税込)から。2020年2月22日午前10時より入札を受付開始、入札方法詳細については下記のマセラティ ウェブサイトを確認してほしい。果たしていくらで落札されるだろうか。
【マセラティ グラントゥーリズモ グランフィナーレ入札方法】
https://www.maserati.com/jp/ja/news-event/Maserati-GranTourismo-MC-Gran-Finale-Auction
ジャケットスタイルで登場した桐生氏はマセラティブランドアンバサダーに就任した気持ちについて聞かれると、「率直に嬉しいです!私自身車好きなのでこのような機会をいただけて嬉しく思います!」と、興奮気味にコメント。「世界で活躍されているマセラティ様とご一緒できて光栄です。私も世界で戦っていきたいです!」とアンバサダーとしての抱負を語った。さらに「マセラティ グラントゥーリズモ グランフィナーレ」については「レッドとホワイトのキレイな色合いで、細やかな配色が施されている印象です!」とコメント。また、国内外の遠征時やプライベート等、クルマを利用する機会が多いという桐生さんにとってクルマとはどのような存在か聞かれると、「遊びや練習で使用するので、車は自分にとって生活の一部となっています。二人で出かける時など本音で話せる空間だと思います。高校時代は父に駅まで車で送ってもらっていて、普段あまり話せなかったのですが、車の中の15分間が本音で話せる時間でした」と語った。陸上の練習時も、コーチから「2速、3速とシフトアップ」など、自動車の運転になぞらえながらの指導もある、ということで、陸上競技と自動車のスピードへの追求への類似点について話してくれた。
スピードという点においては、100年を超える歴史を持つイタリアのラグジュアリーカー・ブランドであるマセラティこそ、桐生選手とのコラボレーションはこの上ないマッチングとなるだろう。創業時より一貫してレーシングスピリットとともに走りへ情熱をもって挑戦を続けてきたマセラティは、レース活動においては、1926年のタルガフローリオでの勝利、1957年のF1制覇など数々の成功を収めている。コミュニケーション&PR ディレクターの野村奈津子氏にお話を伺ったところ「今年から2021年にかけて、電動化、スーパースポーツカーなどマセラティには大きな動きがあり、日本のマセラティファンの皆様の期待にも応えていけそうです。まずは、5月に予定されている発表を楽しみにしていてください」とのこと。ギブリを皮切りに電動化を進めていくというマセラティ。今年はマセラティから目が離せそうにない。
マセラティ ジャパン:https://www.maserati.com/jp/ja