フォードが“第二のモデルT革命”を宣言! 450万円の爆速EVトラックで市場を破壊へ

フォードが“次のモデルTの瞬間”と呼ぶ、自動車生産の革命。そして、その記念すべき第一弾は、驚くことに、マスタングのように速い電動ピックアップトラックになるという。問題は、実現可能なのかということだ。

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歴史に詳しければご存じだろうが、フォード モデルTの主な重要性は、クルマそのものよりも、その生産方式にある。組み立てライン方式は、当時の伝統的で高価なコーチビルディングのプロセスから逸脱し、それ故にフォードは、平均的なジョー(普通の人)にも手が届くコストで、大量にそれを生産することができたのだ。

今日、フォードのボス、ジム ファーリーと役員チームは、フォード ユニバーサルEV生産システムの導入と共に、同社の次なる「モデルTの瞬間」と呼ぶものを明らかにした。これは、将来のフォードの未来の電気自動車に特化した、標準的な組み立て方式のひねりである。

このシステム自体は、最も簡単な言葉で言えば、3つのサブアセンブリー(部分組立)パスの分岐であり、それらが一つに合流することで、作業員が担当する特定の生産エリアを最適化する。それらが合流するまで、サブパスは互いに平行して走り、各車両の最初から最後までの組み立て時間を短縮し、ライン上の人々が各モジュールにアクセスしやすくする。

「いいね」と君は言うだろうが、朝のコーヒーを中断する価値はあるだろうか? それ自体では、おそらくない。しかし、この発表と共に、将来のフォードEVがその上に構築される、フォード ユニバーサル電気自動車プラットフォームの発表があったのだ。この新しいプラットフォームは、 なんと、ヨーロッパ限定のフォード カプリがその上に構築されている、フォルクスワーゲンのMEBプラットフォームと、そう変わらない方法で、フォードEVの生産を統一するだろう。これが、ディアボーン(※フォード本社の所在地)で、「なぜ我々はこれをやっていないんだ?」という会話の火付け役になったのではないかと、我々は勘ぐらずにはいられない。

いずれにせよ、我々が敬意を込めてFUEVPと呼ぶであろう、この新しいプラットフォームは、よりお買い得な性能のために設計された、リン酸鉄リチウムバッテリーを搭載する。本質的に、ここでのあらゆるサイズと重量の節約は、最終的なユーザーのためのコストを含め、その後の節約に不可欠だ。これと、合理化された組み立てプロセス、そして先進的なユニキャスティングが、より作りやすく、手頃で、運転が楽しいフォードEVへと、翻訳されることになる。少なくとも、それが計画だ。

最初のFUEVPは、ピックアップトラックになる。具体的には、3万ドル(450万円)を目標とし、「マスタング エコブーストと同じくらい速い」ミッドサイズの4ドアだ。もしそれを0-97km/h加速と解釈するなら、5秒を切るクルマである。それが「レンジャーEV」と呼ばれるか、新しいネームプレートになるかは、今のところ謎のままだ。

我々が知っているのは、これがフォードのエクスペディション、F-250、そしてリンカーン ナビゲーターを生産している施設、フォードのルイビル組立工場で稼働し、それを実現するために約4,000人の雇用を確保する、ということだ。生産は2027年に開始される予定なので、何が待ち受けているかを見るのに、そう長く待つ必要はないだろう。

アルファ ロメオ 33 ストラダーレ/ランド ノリス✕R32 東京ナイトドライブ/R35日本取材:トップギア・ジャパン 068
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=海外の反応=
「EVメーカーが、「EVはマスタングやフェラーリ、その他何であれ、同じくらい速くなければならない」っていう考えを、乗り越えてくれたらいいのに。英国では、速い=保険料が高い、なんだから」
「別のニュースです。パナソニックが、より速く回転する新しい洗濯機を作りました」
「ああ、出るには出るだろうけど、少なくとも4万5000ドル(670万円)はするだろうな。それに、たとえどこかで革命的な新しい生産構造がブレインストーミングされているとしても、フォードがそれを最初に手に入れられるとは、到底思えないね」

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