ビーチを走るためだけのスペシャルモデル。航続距離は177km、最高速度は約90km/h。これぞ、夏の完璧な相棒となるか?
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愛らしい電動クワドリシクル(超小型モビリティ)を手がけるマイクロリーノが、昨年発表した最上級モデル「スピアッジーナ」の生産を開始する。このクルマは、夏の熱い夜と、ビーチサイドで楽しむモクテルのために生まれた一台だ。
まず、スピアッジーナはリアとサイドのウィンドウを持たない。キャンバス地のルーフは巻き上げることも、完全に取り外すことも可能で、一度走り出せば、あなたの周りを囲むのはフロントスクリーンとボディフレームだけだ。ボディカラーには、写真の「ポルトフィーノ ブルー」や「サルデーニャ セージ」といった、リゾート地にちなんだ名前が与えられている。
レザーシートには、ヨットの内装にも使われるヴィーガンレザーを採用し、ツートンカラーで仕上げられている。もちろん耐水性も備えているので、万が一ノンアルカクテルをこぼしてしまっても安心だ。
スピアッジーナは、標準でミドルレンジ仕様となる。つまり、10.5kWhのバッテリーを搭載し、満充電からの航続距離は最大で177km。充電は家庭用コンセントで約4時間で完了する。17馬力を発生する電動モーターのおかげで、最高速度は90km/hにまで達するという。
マイクロリーノはまた、新たに「クール&コネクト」パッケージを発表した。これには、最新のクライメートコントロールシステム、スマートフォンホルダー、そしてBluetoothスピーカーが含まれる。このアップグレードは、ミドルレンジおよびロングレンジモデルに適用可能で、もちろんこのスピアッジーナにも装備できる。
「クール&コネクト」パッケージの価格はまだ明らかにされていないが、このスピアッジーナ自体の価格は24,990ユーロ(425万円)からとなる。
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