書評:NSR500 ハイパー2スト エンジンの探求 2ストロークエンジンの構造と原理を解説

書評コーナーは、NSR500 ハイパー2スト エンジンの探求。ホンダ創立75周年記念、今日でも根強い人気を誇る、2ストロークエンジンの構造と原理を解説する、不朽の1冊が復活。


栄光のGPマシン「NSR500」を主たる教材に、開発関係者への取材を敢行しまとめた1冊が復刊した。

NSR500の基本的な仕組みから、究極の高性能を発揮する仕掛けまでを、エンジン部分の詳細写真など、豊富な図版とともにわかりやすく解説されているのが本書だ。

NSR500を軸にしてはいるものの、ホンダの2ストロークレーシングエンジンの歴史や2ストロークエンジンの基本、エンジン設計やその企画立案など、基礎的な部分から章組みされているので、改めて知識を蓄えたいという人にも読みやすく構成されている。

本書は品切れ状態が続いていたが、ホンダが創立75周年を迎えたのを機に、2020年刊行の同書の内容はそのままに、装丁を変更するとともにホンダ創立75周年を記念したオビを装着して出荷する新装版である。(内田俊一)

NSR500 ハイパー2スト エンジンの探求
著者:つじ・つかさ
発行:グランプリ出版
定価:3,960円
ISBN978-4-87687-415-6

【日本特集】次期GT-R RX-7 LFA MR2/ケータハム プロジェクトV/日本のボルボオーナー:トップギア・ジャパン 060





トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2024/05/70310/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 063

アーカイブ