トヨタの未来の電動スポーツカーで、さまざまなエンジン音をダウンロードできるかもしれない。さらに、サウンドだけではなく、ドライビングダイナミクスもダウンロードできる可能性があるらしい。
10月に非常にエキサイティングなトヨタ FT-Seコンセプトを初めて見たとき、チーフエンジニアのハザマ フミヒコはトップギアに、全輪駆動のEVパワートレインを使用するが、「多くの顧客がドリフトを望んでいる」ためリアバイアスをかけると語った。
素晴らしい話である。しかし、トヨタは電動スポーツカーの走りを完全に変えることができる技術についてもテストしているようだ。
「GR(ガズーレーシング)の製品はすべて、五感を刺激するものでなければなりません」と、トヨタのチーフブランディングオフィサーであるサイモン ハンフリーズは言う。「コーナーでも笑顔にさせる必要があります。そして、自分のスキルを磨き、よりコントロールする覚悟を持った人が報われるクルマであるべきです。スムーズなクラッチ操作で素早いマニュアルシフトをマスターすることは、常に気持ちのいいものでした」
「好きなエンジン音やドライビングダイナミクスをダウンロードして、自分だけのユニークなドライビングエクスペリエンスを、笑顔だけになりながら創造するのはどうでしょう」
さて、最後のゾッとするような発言はちょっと無視して、その発言内容に注目してみよう。毎日異なるエンジン音を自分の車にダウンロードできることを想像してみてほしい。ある朝は古いV12フォーミュラ1カーのようなサウンド、次の朝は大きくうなるV8。ドライビングダイナミクスをダウンロードして、冬は四輪駆動、夏は後輪駆動にすることもできる。それは実に面白いかもしれない。
しかし、実際に実現できるのだろうか?ハンフリーズの願いをGR車両開発部長の渡辺正人にぶつけてみた。「私たちはバッテリーEVのプロトタイプをたくさん作ってきましたが、音が運転の楽しさに大きな影響を与えることがわかりました」と彼は答えてくれた。「このことは、私たちが開発の中で実感したことです」
「クルマのダイナミクスにマッチした、高揚感を与えるサウンドを開発中です」
ダウンロード可能な、さまざまなサウンドについては言及がなかった。しかし、オール電化の未来において、フェイクのエンジン音に対する需要があることは明らかだ。さらに、Hyundai アイオニック 5 Nのようにうまくいった車もあれば、あまりうまくいかなかった車もある。そう、アバルトだ。
FT-Seのような車が2027年に市販されることを期待している。果たして、そのときには、ダウンロード可能な機能がついてくるのだろうか?
エコ意識のスピードウイーク/ホンダ シビック タイプR/トヨタ GR86:トップギア・ジャパン 058
=海外の反応=
「申し訳ないけど、自分の車のドライビングダイナミクスを携帯電話のプランに依存させるべきではない。また、フェイクサウンドもやめてほしいんだよな。EVが欲しいって?じゃあ、EVの静寂を受け入れてほしい」
「BMXのスポークにカードを刺してバイクのような音を出すのと同じことだ」
↑「このようなものはすでに存在する。SurRonを考えてみると、邪悪なMTBをオフロード電動バイクに変身させたもので、バッテリーの状態、速度、充電セッションなどを表示する小さな電子ダッシュがあり、最新情報を受信することができ、偽の排気音のためのさまざまなサウンドがロードされたミニメモリーフラッシュUSBスティックを通してダウンロードすることもできる」
「これは不人気な意見かもしれないが、自分ならフェイクのエンジンサウンドじゃなくて、カーステレオで流している音楽を聴きたい」
「電気自動車から偽のエンジン音を出すなんて、どんな人なんだ?他の音はいいけど、偽のエンジン音はやめてくれ」
「偽の音を出す普通の車を買う人と同じだ」
↑「もしかしたら、みんなエンジン音など全く気にしてないのかもな。これはマーケティング業界だけが盛り上がってる話なのかもしれない」