これを読んでいる日本と英国のみなさんのために、前提をお伝えしておこう。トヨタのハイランダーは、8人乗りのアメリカ製SUVで、私たちは「実に大きい」と表現している。ランドローバーのディスカバリー5とほぼ同じ大きさだ。
しかし、米国トヨタはもっと大きくなければならないと考えているようだ。だから、2024年の新型グランド ハイランダーを暖かく迎えてあげてほしい。「3列すべてで室内の快適性を優先する中型SUVのニーズが市場にあるのは確かで、グランドハイランダーは究極の選択肢です」と、トヨタマーケティング副社長のリサ マテラッツォ氏は言う。ミッドサイズ!?これで?これは作り話ではない。
では、グランドハイランダーは標準のハイランダーと何が違うのだろうか。まず、見た目が違う。グランドは、実は小さい方の兄弟車と同じTNGA-Kプラットフォームで作られているのだ。しかし、全長は16cm以上、全幅は5cm以上大きくなり、外観もはるかにボックス型になった。
トヨタの米国カルティデザインチームがデザインし、インディアナ州で生産される予定になっている。3列目のシートは「大人サイズ」だそうで、トランクにはシートを全部外しても手荷物用のスーツケースが7個積めるスペースがあるらしい。うん、つくづくデカい。
パワートレインは3種類から選べる。2.4リッターガソリンと2.5リッターハイブリッドは標準のハイランダーから引き継がれると思われるが、トヨタによれば、362bhpの「Hybrid MAX」オプションもあり、0-97km/hのスプリントは6.3秒、最大2,268kgまで牽引できるそうである。しかし、おそらくこの2つのパフォーマンスを同時に発揮することはできないだろうけどね。後者は全輪駆動のみで、他の2つのモデルは前輪駆動と全輪駆動のいずれかを選択できる。
室内にはご想像のとおり大量のスペースがあり、13個以上のカップホルダーと7個のUSB-C充電ポートがある。ワイヤレス電話接続は標準装備で、中央には12.3インチのインフォテイメントスクリーンがある。
これが今持っている情報のすべてだ。トヨタはこの夏に価格を確定するとしているが、グランドは4万ドル(525万円)を超える価格でスタートすると予想される。
=海外の反応=
「これとCX90は発売時期が非常に近く、直接のライバルになりそうなので、マツダと共同開発したのだろうか。トヨタがマツダにどれだけ投資しているかを考えると、不思議ではないね」
「そう、ただのクロスオーバー/SUVだ。しかし、これはより興味深いものの1台となる…。少なくとも潜在的な買い手にとっては」
「’大きいことは良いことだ’っていうより’重いことは良いことだ’と言った方が正確だと思う」