4年ぶりに開催された第10回ル・マン・クラシックは、フランスのサルト地方にある伝説的なル・マン24時間レースコースに再び生命を吹き込んだ。
夏の日差しと陽気な雰囲気に包まれた数日間、1920年代から1980年代にかけてル・マンで活躍した750台のレーシングカーが6グリッドに分かれ、伝説のユノディエール・ストレート、インディアナポリスコーナ・コーナー、テルトル・ルージュ・コーナー、ミュルサンヌ・コーナー、アルナージュ・コーナ−などを駆け抜けた。ブガッティ T35、ジャガー TypeD、ロータス 15、フォード GT40、ローラ T70、シェブロン B31など、モータースポーツ好きなら誰もが知っていて、実際にそれぞれの年代別クラスで優勝した伝説の名車ばかりだ。
6月30日から7月3日にかけてのル・マン24時間レースは、エンジン音が響く中、情熱がほとばしり出ていた。会場では、ポルシェ 917や世界に2台しか存在しないフェラーリ 312P、1991年のル・マン24時間レースで優勝したマツダ 787Bなど、独特の高音域で鳴り響くロータリーエンジン音など、目と耳で楽しむことができるイベントとなった。
例年、ル・マン クラシックでは、700台のヒストリックカーがブガッティ・サーキットを走行し、クラブエリアには8,500台のヒストリックカーが集まる。2022年は、2018年に記録した13万5,000人の観客数を上回る可能性が高いと予想されている。リシャール・ミルは2002年の第1回大会からパートナーとしてこのレースへ参加している。 昨年、ル・マン クラシックを記念して、8作目のル・マン クラシック モデル「RM 029 オートマティック ル・マン クラシック」を2,255万円、150本限定で発売した。
RM 029 オートマティック ル・マン クラシックは、ケースサイズ40.10 x 48.15 x 13.10mm。ミドルケースはホワイトクオーツTPT®、そしてフロントベゼルとケースバックはグリーンクオーツTPT®で構成されている。フロントベゼルには、ル・マンの特徴であるダブルストライプが施されている。このストライプは、ホワイトクオーツTPT®をグリーンクオーツTPT®ベゼルの12時と6時の位置にはめ込んだもので、ブランド初の試みだ。この伝統的なカラーコンビネーションの鮮やかさは、スポーティなラバー製のホワイトベントストラップによって見事に引き立てられており、長期間にわたって優れた快適性を保証する。
スケルトナイズされたグレード5チタン製キャリバーRMAS7は、4時位置にオーバーサイズのデイト表示を備える。そして独自の可変慣性モーメントローターシステムによって、RM 029オートマティック ル・マン クラシックの心臓部である、2つの巻き上げ香箱を駆動する。2時位置には細部までこだわった24時間表示(青色の針)があり、レースイベントだけでなく、24時間を戦い抜いた何百台もの車とドライバーへのオマージュが込められている。
リシャール・ミルは、耐久レース、F1、フォーミュラE、ラリー・デ・プランセス リシャール・ミル、シャンティアートアンドエレガンス リシャール・ミルに参加し、マクラーレンやフェラーリとのパートナーシップとともに、自動車界との密接な関係をさまざまな形で表現している。
ル・マン24時間レースの100周年を記念して、ル・マン・クラシックは来年の夏、2023年6月29日から7月2日まで開催される。