日産は2030年までに15台の電気自動車を発売する計画だが、その将来の電気自動車のスポーティバージョンが、ニスモの派生マシンとしてブランディングされるようだ。そう、ニスモは電気自動車を目指すのである。
先週末のモナコでのフォーミュラEレースでTGに独占インタビューした日産の欧州担当会長、ギョーム カルティエ氏は、日産が今後発売する電気自動車のどれがニスモ化に最も適しているかを積極的に検討していることを明らかにした。
日産にはすでにリーフやSUVのアリアがあり、2024年に登場する次世代スーパーミニのマイクラも電気自動車になる予定である。
「ニスモは私たちが持っている資産です」とカルティエは説明する。「そして、ニスモという派生車種を何台か用意するのでしょうか。答えはイエスです」
日産には、注目だ。では、ホットハッチのマイクラ ニスモが登場する可能性は?アリア ニスモは?私たちはすでに、ニスモで製作されたリーフ RCのプロトタイプに乗った(上の写真)。ニスモはまだ、どの方向に向かうか決めていないようだ。しかし、テーブルから外れるものは何もない。
それは理にかなっている。ほとんどのメーカーが、何らかの形で「高速電気自動車」セグメントへの参入を計画しているからだ。VWはGTXライン、シートはキュプラ(そうそう、「まったく別の会社」なのは知っている)、フォードはマッハE…。なぜ日産はそのレース部門を利用して、血統を少し、標準車に加えないのだろうか?
「重要なのは、これはギミックではないということです」と、カルティエは主張する。「英語の表現で言えば、"Lipstick on a pig"(豚に付ける口紅)ではないんです。だから、パフォーマンスを発揮させるために、ある程度の投資が必要なのです」
では、ニスモエレクトリックの文脈における「パフォーマンス」とは、どのようなものなのだろうか。「ここでは、特定のサスペンションとパワートレインという比較的わかりやすいものです。アリアの場合は、すでに大きなバッテリーで高いパフォーマンスを発揮しているので、チャレンジングなことです。だから、それ以上のものを目指す必要があるのです」
スポーティな電気自動車に対する考え方がどうであれ、日産は本気のようだ。日産は完全な電気自動車の未来に大きく賭けている。最高執行責任者のアシュワニ グプタ氏は週末に、日産は内燃機関への投資を終了し、2028年の生産開始時には現在の技術を大幅に上回るだろうと考えている固体電池に望みを託していることを改めて明らかにした。
また、フォーミュラEチームの責任者であるe.damsを買収した。カルティエの言葉を借りれば、時速200マイル(322km/h)の新型車Gen3がシリーズに採用された際に「我々の運命を動かす」ことができるようになったことでもある。
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=海外の反応=
「写真のクルマのような性能のEVを作ろう」
「もちろん、そうだろうし、当たり前すぎる話。この発表は、卒業式の最中に無名の学生が立ち上がって、「皆さん、ニュース速報です!私は卒業します!」と言うようなもの」