よくある結婚祝いの品々を挙げてみよう。料理のソースを入れるグレイビーボート、ソルト&ペッパーシェーカー、あと、35万ポンド(5,700万円)の電動レストモッド。どれも、家にある日常的で便利なものばかりだ。
ブルックリン ベッカムとニコラ ペルツは、先週末の大々的な結婚式を前に、おそらく高価なジャガーをプレゼントでもらえそうなリストに加えることはなかっただろう。だが、幸運なことに、新郎の父親はa) 非常に懐が深く、b) 自動車会社の株を持っている。
そう、デビッド ベッカムは、2021年6月にイギリスの電動レストモッド会社、ルナズ(Lunaz)の株式を10%取得し、この完全電動でレストアされた、アップサイクルのジャガー XK140を依頼したのである。
120人のチームが「何千時間もの作業」を費やし、シルバーストーンにある同社の拠点でプロジェクト全体を完成させた。見た目は完璧でしょ?
電気パワートレインの搭載はもちろん、ブレーキ、サスペンション、ステアリングもすべて改良され、薄いクリーム色のインテリアには、オリジナルのものを「忠実に反映」したダイヤルやスイッチが並ぶ一方、バッテリーゲージなどの最新機器も組み込まれている。
上のギャラリーを見ると、新婚夫婦のイニシャルを刻んだ特別なプレートもあることがわかるだろう。
「この美しい電動ジャガーXK140を製作するにあたり、ルナズの投資家であるデビッド ベッカムの仕事と家庭生活を近づけることができ、光栄に思います」と、創業者でCEOのデビッド ロレンツは述べている。「この素晴らしいクルマは、彼の息子ブルックリンと義理の娘ニコラの結婚式の日に贈る最高のプレゼントです。あらゆる点で、ルナズによるこの並外れた電気クラシックカーは、明るく前向きな未来を象徴しています」
だが、残念なことに、私たちが熟読するための性能数値はない。ルナズの各車両には顧客によって選ばれた公式のカラーがあるのだが、その色さえも秘密にされているのだ。しかし、この35万ポンド(5,700万円)という金額は、あくまでもスタートラインに立つためのものだ。しかも、税金は含まれていない。ということは、イギリスでは最低でも42万ポンド(6,851万円)は必要ということになる。
ルナズのビジネスが好調なのもうなずける。同社によると、過去12カ月で従業員数は200%増加し、納車待ちのリストは2024年1月まで伸びているという。
=海外の反応=
「バブルに生きているチンピラは、完全に甘やかされ、才能がないのは当然。パパが積んであげているのは良い仕事だよ」
↑「理性的な人間なら、こんな豪華なプレゼントを断るはずがない。あなたは、自分ではなく、彼であることに怒っているだけ」