2022年3月1日、ステランティス ジャパンが誕生し、お披露目会が行われた。で、皆さんに質問。傘下のブランド8つとは、なーんだ?これを即答できる人がいたら、リスペクトしかない。はい、答えはアバルト、アルファ ロメオ、シトロエン、DSオートモビル、フィアット、フィアット プロフェッショナル、ジープ、プジョーの8つ。アバルトも独立してんのかとか、フィアットって2個あるんかーい!とか、ツッコミたくなる気持ちもすごくよくわかる。でも、ジープとアバルトが同居してるんだよ?もうさ、各ブランドの個性が強いところばっかりだから、振れ幅がデカい、ってことは、販売もさらに好調になる可能性が高い。
新たにできたStellantisジャパン株式会社だが、2022年1月25日付で合併公告を行っている。2021年1月16日にモビリティテック企業として誕生したStellantis N.V.は、目下、世界各国で現地販売子会社の統合を行っており、Stellantisジャパン設立はその一環だ。新たに日本で設立されるStellantisジャパン株式会社は本社を東京都港区三田に置き、引き続きポンタス・ヘグストロムが、統合された事業を代表取締役 兼 最高経営責任者(CEO)として率いていく。
今回の統合にあたり、Stellantisジャパン株式会社の代表取締役社長 兼CEOに就任したポンタス・ヘグストロムは、次のように述べている。「Stellantisジャパンを率いて、モビリティの新時代を切り拓いていくことに大きな意気込みを感じています。Stellantis N.V.は、約一年前に革新的で持続可能なモビリティの未来を形作るために設立されました。Stellantisジャパンは2つの販売子会社の力を結集し、全ての人々にクリーンでコネクテッド、そして安全で自由なモビリティソリューションを手の届く価格で お届けしてまいります。Stellantisジャパンのディーラーネットワークは全国337拠点、107社のパートナー企業により運営されており、36モデルを95のバリエーションで日本の消費者にお届けしています。このうち電動車はPHEVの6モデルとBEVの4モデルの10モデルです。今年は新たにBEVを1モデルとPHEVを7モデル、ジープ、プジョー、シトロエン、フィアット、DSオートモビルから導入し、年内に18モデルの電動車ラインアップを揃え、電動化の未来を切り拓いてまいります」
当日は、100%EVとなる、新型500eと一緒にフォトセッションが行われた。この500eは、日本でも発表が近いということと、価格の方も期待できそうだ。この500eは、500が大衆に自動車を普及させたように、電気自動車を普及させる役割を担っているとのこと。ちなみに、イギリスでは、補助金適用後で19,995ポンド(300万円)から入手が可能。どのグレードが日本に導入されるかは不明だ。今はガチライバルとなる、ホンダ e(451/495万円)より安くなることを願うしかない。
8つのブランドの統合によって、ステランティス ジャパンは、とてつもないシナジーを生み出してくれそうだ。