クルーにあるベントレーのデザイン部門が70周年を迎えたことを記念して、マリナーチームはアーカイブを調査し、その起源が1930年代にまで遡る数多くのエクステリアカラーを発見した。ダブグレー、クラレット、オールドイングリッシュホワイト、オックスフォードブルーの4色は、時代を超越した美しい色合いで、最新の現代的なベントレーにクラシックな雰囲気を与えている。
また、チームは50年以上も現役で活躍している15色以上のカラーを発見した。お客様はマリナー・パーソナル・コミッショニング・ガイドを通じて指定することができる。これらのカラーの一つは、クルーにあるベントレー本社で新たに広報車両として登録されたセージグリーンのフライングスパー V8に見られる。
クルーでは、すべての塗装は熟練した手作業で塗布され、さらに最新のロボット技術を駆使して各車両に最高の仕上げを施している。
最新のフライングスパーは、パフォーマンス重視の俊敏性と4ドアのリムジンスタイルの高級感を完璧に融合させた、究極のラグジュアリー・グランドツーリングセダンだ。
新型フライングスパーV8の広報車には、1950年代に使用されていたセージグリーンのエクステリアカラーが採用されており、ブラックラインスペシフィケーションとのコントラストが際立ち、繊細かつ個性的なエクステリアに仕上がっている。レザーインテリアの色は、カンブリアングリーンとポートランドの2色に分かれているが、カーボンファイバー・テクニカル・フィニッシュを採用することで、よりモダンなインテリアに仕上がっている。
ブラックラインスペシフィケーションには、アイコニックなフライングBのマスコット、ラジエターベーン、マトリックスグリル、サイドウィンドウの周囲、ドアとリアバンパーの下部ブレードが含まれている。また、フロントおよびリアのライトベゼル、ドアハンドル、ウィングベント、エグゾーストアウトレットにも同様のダーク化の処理が施されている。
マリナーと エクステンデッドパレットを構成する4つのペイントカラーは、ベントレーを最も象徴するモデルのひとつであるR タイプコンチネンタルの時代から選ばれた色を含む、30年分をカバーしているという。
ダブグレーはベントレーで最も長い歴史を持つ色の一つであり、エクステンデッドカラーパレットの一部として採用されたのは1930年代のダービーベントレーの時代にまで遡る。
エリザベス2世女王陛下のゴールデンジュビリーを祝う車に使用するために特別に作られたクラレットは、リッチなデュオトーンカラーだ。このユニークな色合いは、1940年代以降のすべての王室用ベントレーに使用されているロイヤルクラレットからインスピレーションを得ている。クラシックなヘリテージカラーで、暖かみのあるソリッドな色調は、どんなクルマにも堅実な印象を与える。
マリナーの特別色であるオールドイングリッシュホワイトは、1950年代に遡る。ソリッドなホワイト仕上げで、どんな車にも時代を超越した雰囲気を与える。
ベントレーのカラーパレットのうち最も深いブルーの一つであるオックスフォードブルーは、ソリッドカラーで、1960年代に初めて作られ、1998年のダイアモンドシリーズで再度ローンチされた。
さらにパーソナライズしたい人は、マリナーのパーソナルコミッショニングサービスを利用でき、歴史的な意味を持つ色を追加することで、簡単に自分だけのヘリテージカラーを作ることができる。
色彩の芸術と塗料の科学を融合させたベントレーは、自動車メーカーの中でも最大級のカラーパレットを提供している。クルーで行われるすべての塗装は、熟練した職人と最新のテクノロジーを駆使して施され、究極にビスポークでラグジュアリーな車両を提供している。