メルセデスのEQBは、以前にもニュースで見たことがあるよね。GLBからノーズグリルを取り払い、テールゲートにライトバーを取り付けたようなデザインだ。なんでそうなるかって言うと、GLBにガソリンやディーゼルのエンジンを搭載し、電気で走るようにしたものだから。これが、シンプルなEVの作り方なんだ。
通常は、大きなバッテリーを後ろに積むため、トランクルームや人間が乗る部分は妥協することになる。しかしEQBは、家族の一員としての自覚を持ちながら、電動化を生き抜いてきたようだ。
メルセデスは、欧州で発売されるEQBに5人乗りと7人乗りのバージョンがあることを発表した。最高出力219bhpのEQB 300 4マチックと、最高出力288bhpのEQB 350 4マチックが用意され、どちらもデュアルモーターによる全輪駆動で、同じ66kWhのバッテリーを搭載している。メルセデスによれば、どちらのバージョンも1回の充電で最大約420kmの走行が可能だ。0-100km/hの速さは、速い方が6.2秒で、これは快調だと言える。でも標準車は8.0秒で、これは決して速くはない。
つまり、テスラ モデル Xのライバルではなく、アウディ Q4 e-tronやVW ID.4への挑戦者ということになるけど、このどちらも3列目シートを備えていない。だからメルセデスは、環境に配慮した高級スクールバスのセグメントを独り占めできるかもしれないな。メルセデスによると、このシートは身長1.65メートルまでの人が座れるようになっているそうだ。
EQBは、EQEやEQSのような急速充電はできないが、100kWのDC充電速度を備えているため、通常の10-80%の燃料補給を30分強で行うことができる。あるいは、11kWのACウォールボックスで充電することも可能だ。
メルセデスによれば、近々、フロントモーターのEQBを発売する予定で、速度は落ちるけれど価格は下がるとのこと(最初のバージョンは5万ポンド/760万円を大きくは下回らない程度になる見込み)。また、週末にアウトドアを楽しむようなライフスタイルに向けて、より大きなバッテリーを搭載した航続距離の長いEQBも計画されている。イケてるー。
車内は、ぶっちゃけ、GLBだ。ただし、ローズゴールドがふんだんに使われている。ローズゴールドは銅色に見えるし、ローズゴールドはエレクトリック感を出す流行だって言われてるけれど…うーん。流行りかどうかってのは、本当のところはよくわからない。しかし、タッチスクリーン、タッチパッド、「ハイ、メルセデス」で起動するボイスコントロール、オンラインアプリケーション、そしてVW ID.4やテスラ モデル Yに搭載されているものよりも多くの物理的なクリックボタンを備えた、通常のMBUXインフォテイメント機器はすべて装備されている。
また、EQAやEQSと同様に、EQBでも3段階の次世代型ブレーキを選択することができる。また、「なんか、ダルいわー」という気分になっているときには、必要なブレーキ量を決定することもできる。
つまり、ミニサイズのGクラスを思わせるルックスと、シートや室内空間の広さを備えながらも、かなり安全に遊べるEVなんだ。あなたのお好みは?
=海外の反応=
「なんと、7人分の座席確保とは!」
「ヒュンダイやキアなどがデザイン面でEVをリードしているように見えるのはなぜだろう。EVはそもそも異なるアプローチを必要とする(充電ネットワーク、刺激的な出だしの加速、航続距離が問題になるのを防ぐための鈍い加速)のに、なぜアウディ/メルセデス/BMWは「シロートは、ゴチャゴチャ言うな」というような同じデザイン哲学を維持しているのだろうか?イギリスのM25を走る場合でのメルセデスのメリットはわかるけど、それだけじゃん。もう自分の人生が終わりに近づいたと思っていて、メルセデスのバッジから離れるのは夢にも思わないのであれば別だが」
「どこのバカが買うんだ、とか言ってる人いる?何いってんだよ、早く実物を見てみたい」