ベントレーモーターズは本日、英国クルーにある工場に新設された専用の車両仕上げのためのエクセレンスセンターで最初の車のデリバリーを行った。製造部門の取締役であるピーター ボッシュは、現場の従業員のための祝賀式典の一環として、最初の車であるベンテイガ V8を運転してラインオフした。
伝統的な技術と最先端のテクノロジーを組み合わせた緻密な生産プロセスを経て、すべてのベントレーは新施設で厳選された職人のチームによって仕上げられている。その厳しい基準をクリアして初めて、世界中のベントレーのお客様にお届けするための認証が出される。
10年以上にわたってトップエンプロイヤーに認定されているベントレーは、生産チームのメンバー全員が経験する人材開発プログラムに加えて、各従業員に充実したトレーニングを提供している。モデルによっては、500-650項目のチェックリストを2時間以上かけて完成させ、週に20台の車にはさらに包括的な品質監査を行い、品質基準を継続的に向上させている。品質に対する歴史的な情熱の結果として、これまでに製造されたすべてのベントレーの80%以上がいまだに路上を走っているという事実がある。新施設に展示された歴史的なベントレーは、従業員が顧客に車を渡す際に、自分たちが生み出す将来の遺産について再確認させる役割を果たしている。
この新しい施設は、かつてのマリナーワークショップをベースにしており、ここで数十年にわたりベントレーの極秘オーダーメイドモデルが製作されてきた。その後、この建物は、品質と卓越性の象徴である伝説のミュルザンヌの専用生産ラインに生まれ変わった。今日、車両の最終仕上げのためのエクセレンスセンターとして再構築されたこの近代的でデジタル化された施設は、プロセスを最適化し、ベントレーが今日のラインナップに対する前例のない世界的な需要に応えることを可能にすると同時に、進化する自動車技術に対応するブランドとしての将来も見据えている。
新施設の開設について、ベントレーモーターズの製造部門の取締役であるピーター・ボッシュは次のように述べている。
「すべてのベントレーは、常に手作業で製造され、最高の基準でチェックされています。新しい車両仕上げのためのエクセレンスセンターは、私たちの綿密な基準をさらに高めています。職員は白い手袋をはめて、手作業で製作された車が指紋一つ残さずに施設を後にすることを確認します。彼らの技術と情熱は、人工知能などのデジタル革新によって支えられており、現在そして未来の車がお客様の高い期待に応え続けられるようにしています」
「この施設への投資は、将来のためにベントレー作り、成長の次の段階に備えて工場を再構築するという、当社の変革のための最新のステップです。カーボンニュートラルで、革新的で、環境への影響が少ない現代的な施設は、ビヨンド100の実現に向けて重要な役割を果たしています」
ベントレーの画期的なビヨンド100戦略は、クルー工場の運営(すでにカーボンニュートラル)を2030年までにカーボンポジティブにするというものだ。クルー工場は、環境規格ISO 14001とエネルギー管理規格ISO 50001の両方を取得した英国初の自動車工場である。 また、ベントレーは英国の自動車メーカーとして初めて、炭素、水、廃棄物の削減に関する3つのカーボントラスト規格を取得し、2018年には完全にカーボンニュートラルな工場となった。