ショックですぅー!フォードも全部電動化するってよ

おいおい、フォードよ、お前もかい!フォードまでも電気自動車に乗り出すとは、誰が考えただろうか。ジャガーが10年後までに電気自動車のみを製造するという基本計画を発表してからわずか2日後、フォードはヨーロッパでも同じことを計画していると発表した。

ホントにホントにそうなの?だとしたら、狂った偶然の一致だよね。こうなると、排出量を削減しない自動車メーカーに、大規模なCO2の罰金が垂れ下がってくるようなものに見えてくるよ。ヨーロッパでは内燃機関の禁止が、迫っているしね(特にイギリス)。ああ。

それでも、これは大きなモーターサイクルの歴史の中で見れば、将来「ニュースを聞いたときにどこにいたか覚えているか」というクイズを出す程度のものだ。おそらく、あなたはベッドの中にいながら、膝の上シリアルを一口食べて、なかば寝ている感じだろう。失礼ながら。

フォードは欧州のラインアップを電動化するというだけの話なので、あなたが米国にいるなら、ピックアップトラックやマスタングも少しは安心して乗り続けられるだろう。しかし、これは英国で最も売れているクルマのいくつかを製造している会社からの大きな戦略転換であることに変わりはない。これまでのところは、フォードのマスタング マッハEが唯一の電動化モデルとなっている。写真のワイルドな7モーターのマッハE 1400もショールームにはないしね。ブーイング。

すでに、フィエスタやプーマのようなフォードのコアハッチバックの多くは、マイルドハイブリッドの48ボルトブースターを装着して販売されている。この勢いは一方通行的なものだ。フォードは、2026年半ばまでに、ヨーロッパの乗用車の100%が、ゼロエミッション対応の全電気自動車またはプラグインハイブリッド車になると言っている。

そしてわずか4年後には、エンジンはラインナップから完全に姿を消すことになるだろう。残念ながら、時代は変わりつつあるんだ、みんな。アメリカからヨーロッパへの輸入車でさえ、マスタングを含めて電気自動車にしなければならなくなるだろうし。

象徴的なトランジットもプラグイン化される。フォードは、2030年までに欧州の商用車販売台数の3分の2が、オール電化またはプラグインハイブリッド車に吸収されるものだと考えている。

世界的には、フォードはEVに220億ドル(2.3兆円)を投じているが、これはテスラが1週間で稼ぐビットコインよりも多い金額だ。フォードは宿敵であるフォルクスワーゲンとEV技術を共有し、彼らの利益率の面でスタートアップの芽を摘むために巨大ディールにアサインしている。つまり、フォルクスワーゲンのプラットフォームをベースにしたフォードのEVってことだ。こりゃ、ビッグニュース。

10億ドル(1,050億円)を投じて、フォードはドイツのケルンに特注のEV工場を購入し、バッテリー駆動時代をキックスタートさせる(てか、スイッチを入れるだね、EVだから)ことになる。しかし、内燃機関車の製造がなされない場合に、既存の工場がどのように展開活用されるかの詳細については、今のところ地に足がついていない状態だ。

ケルンでは、2023年に新しいブルーオーバル(フォードのロゴマーク)EVの生産を開始する。それとも今はグリーンオーバルにすべきか?もう、ちょっと混乱して、訳わかんなくなってきたよ…。

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