これがマツダ RX500、通称「エンジニアたちに本気出させるとどうなるか」だ。マツダは、創業から30年ほどの間、自動車を一台も作らずに、工作機械や三輪トラック、第二次世界大戦中には日本軍向けの各種ライフルなどを生産していた。
1960年にはR360軽自動車、62年にはマツダ初のロータリーエンジンの開発が始まり、マツダ初のロータリー搭載車、初代コスモスポーツが登場するのは67年。今こそ、何かに集中したいと思っていた技術者たちは、自分たちの身を引き締め、70年に、ロータリーエンジンを搭載したこのRX500を生み出ししたのである。残念ながら、量産化には至らなかったけれど。
甦れ!幻のコンセプトカー:マツダ RX500
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