見て! チューニングされたトヨタスープラだ!この言葉は、今後数年間、何百回と言われることだろう。
しかし、これは意味のある指摘なのだ。スープラが2019年の初めに姿を見せたとき - パワーはすべてBMWから - ネットでは否定的な意見がアップされていた。象徴的なスープラという名前の復活を支えているのが、じつはZ4 ロードスターだなんて、ヤダヤダ、認めたくない!!というわけだ。
だが、このドイツのチューナーであるマンハートが作ったスープラ GR 450は、BMWのパワーであることによって、非常に良いものができたということを証明している。もしあなたがスープラの改造をしたいと思っているならば、なおのこと。なぜなら、以前はミュンヘンのものを専門としていたドイツのチューナーが、今ではトヨタにも手を出せるようになったからだ。
まだスープラが登場してから、比較的初期の段階だが、マンハートはすでに450hpと、340psから100hp以上、トルクは500から650Nmまで引き上げている。公式のパフォーマンスの数字ではないが、3分の1ほどパワーアップしているので、おそらく4.0秒以下で0-100km/h加速が期待できる。純正は、0-100km/hが4.3秒だから。それに伴って、最高速度は純正の249km/hよりも ずっと速くなるはず。マンハートが電子リミッターを外して、適切なな場所に配置したと仮定すればね。これは今すぐ、買うしかないヤツだ。
良いニュースは、エンジンルーム以外からも出てくる。純正サスペンションを捨て、調整可能なKWコイルオーバーセットアップに変更することもできるということ。これは、工場出荷時のトヨタのわずかにソフトなものよりも、よりスポーツカーらしくなるはずだ。着座位置も下がるしね。
リアには、バルブコントロールシステムを備えたマンハートのステンレス製エキゾーストがある。ノイズが欲しいときにはイケるし、出しちゃいけないときには少し静かになる。
ACシュニッツァーの400hpスープラに続く、新しいスープラのチューニングシーンが、日本やアメリカ西海岸を超えて、存在している証拠だ。イギリスなんか、まだまだ改造されたA90のチューニングが始まったばかりだというのに、なんだかワクワクするよね。それとも、まだ後ろでスープラへの不満を垂れ流しているのかな?