アルピーヌ A110 Sも日本導入決定
雨ニモマケズ 風ニモマケズ …アルピーヌファン ハ 代官山T-SITE ニ ヤッテキタ。
土曜日の早朝7:00から10:00まで代官山の蔦屋書店もあるT-SITEで新旧アルピーヌをテーマにした「モーニングクルーズ」が行われた。当日は残念ながら雨となってしまったが、会が終わる頃には、アルピーヌの駐車場にズラリと新旧アルピーヌが並んだ。
このモーニングクルーズで注目されたのが、30台の限定車、A110 ノワールの実車が展示されていたことだ。A110 ノワールはノワール プロフォン MのボディとブラックレザーのSabelt製スポーツシートを備えており、精悍なブラックがよりスポーツ感を高めている。予想どおり、このノワールは人気のため、抽選となった。なお、8月下旬頃予約が開始される予定の、深海のようなブルーのボディカラーのA110 ブルー アビスも30台限定だ。
2月にピュアが納車され、3ヶ月点検が終わったばかりという都内在住オーナーの男性に話を伺った。「これまでドイツやイタリア車などに乗ってきましたが、フランス車ははじめてだったのですが、実際は作り込みが細かく、快適性に十分に気を配られていました。なんの不満もなく、大満足です」A110が好きで、登場した際から絶対に手に入れたいと考えていた彼だが、最初の50台には抽選でハズレてしまい、念願かなってようやく手に入れたという。
アルピーヌ・ジャポンのトマ ビルコCOOにお話を伺うことができた。「アルピーヌは日本で昨年250台を導入しましたが、おかげさまですべてご購入いただけました。今年はもう少し増やすことができそうです。私どもの使命としましては、アルピーヌをほしいと思っていらっしゃる日本の皆様に、スムーズに供給できることだと考えています。日本は、アルピーヌの中で、フランス、ドイツに次いで現在3番目の市場となっています。ドイツとは僅差ですから、日本はアルピーヌにとって重要な市場であることは間違いありません。
私自身の考えですが、ものづくりへの注力、美的感覚、自動車文化と歴史への理解の点などにおいて、日本人とフランス人には共通の部分を感じることが多いですね。そのような根底の意識の面でも、日本でアルピーヌが人気になっているのだと分析しています。歴史を感じさせながらも、現代のクルマならではの快適性も両立させているからなのではないでしょうか。ただし、現在開発中のカーナビなど、まだ改善すべき点もありますので、もっと、誰でも楽しめるクルマとして磨きをかけていきたいと思っています。
A110は、「ピュア」グレードのような純粋なスポーツカーとしての側面と、「リネージ」グレードのような快適性を押し出したラグジュアリースポーツカーとしての側面があると思っています。今後は両面の方向性で新車が導入されていく予定です。先日発表となった292ps、0-100km/hは4.4秒のA110 Sは、2020年を目処に日本に来ることが決定しています。その後は、快適性の高いモデルなども検討されていくでしょう。
日本でのお客様は、8割ほどが右ハンドルを選んでいます。スポーツカーということで、より視認性が高く運転しやすい右ハンドル車が選ばれているようですね。私どもはインポーターですが、できる限り日本の道路事情に合わせたクルマをお届けできるよう、努力していきたいと思います。ちょうどトヨタのスープラも出たばかりですし、もっとスポーツカーが盛り上がってくると良いですね」
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