いすゞが電動D-Maxピックアップトラックを準備中。長年愛されてきたワークホースが電動化され、英国にも導入されるかもしれない。
決して小さくはない電動ピックアップトラックの世界に、少しだけ足を踏み入れてみよう。いすゞ自動車は、長年に渡って販売してきたD-Maxの、電子のみで駆動するバージョンを製造する意向を明らかにした。
いすゞでは、みなさんの予想通りD-Max BEVと名づけられたこの電気自動車のレンダリング画像を、いくつか公開した。これは、底抜けに能力のあるディーゼルエンジン版の利点をすべて提供するために設計されている。底抜けに騒々しいという、ディーゼルエンジンのマイナスポイントを除いて。
66.9kWhのバッテリーをD-Maxのボディに搭載し、最大出力130kW(177psに相当)を発揮する計画だ。これを前後一対の電気モーターに分配して4輪駆動を実現し、「BEV特有のリニアな加速フィールで瞬時にトルクを発生」させる。
しかし、リニアな加速は、おそらくプロのトラックでは最も楽しくない特性であるので、いすゞはこれを認識して最高速度を130km/hに設定している。賢明だ。D-Max BEVの積載量は1トン、牽引能力は3.5トンで、これはICEバージョンとほぼ同じだ。
また、「騒音と振動を最小限に抑えながら、荒れた地形」から、都市部の通勤を管理することまで、静かにゆっくりと走ることもできる。来年にはヨーロッパでD-Max BEVを発売する予定で、「市場の需要に応じて」イギリスやオーストラリア、タイなどの国々にも投入する可能性がある。その国のEVインフラはどうなっているかによるということだ。
「いすゞD-Max BEVは、ピックアップトラックの新時代を象徴しています」と、いすゞのUKディレクター、アラン エイブルは語った。「D-Maxの伝説的なタフさと電気技術を組み合わせています」
いすゞはまだ航続距離の見積もりについて言及していないので、この新しい電動ピックアップトラックでの走行は短くなる可能性が非常に高い。詳細は追って…。
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=海外の反応=
「E-Maxだろ?なぜこの手のコンセプト画はいつも誰かが踏んでホイール以外を縮めたように見えるのだろう?車高調のセットとエキゾチックなタバコだけで、最寄りのスタンスミートまで行けそうだ」
↑「ホットウィールみたいでしょ?」
「67kWhというのは、中型トラックとしてはそれほど大きくないと思う。F150ライトニングのようなフルサイズはその2倍はあるし、Eレンジャーなら100kWhくらいはあるのではないだろうか。どうせD-Maxは老朽化しているのだから、より大きなバッテリーを搭載するために全く新しいものを開発した方がいいだろう」
「2015年のハイラックスのグリルをデザインし直すために、わざわざデザインスケッチを描いただけのところが好き」
「ディーゼルのD-Maxを一台用意。エンジンを取り外し、バッテリーを追加。ハイテクっぽいグリルを1つ追加。はい、出来上がり!」
↑「デザインは全然新しくなくて、グリルが塗りつぶされて、青い部分がいくつかあるだけだ。デザイナーにお金を払って描いてもらったなんて驚きだよ」
↑「広報インターンだと思う」