マクラーレン、新型アルトゥーラ スパイダーを発表 コンバーチブルスーパーカークラス最軽量

マクラーレン史上初のハイパフォーマンス・ハイブリッド・コンバーチブルとして、新型アルトゥーラ スパイダーを発表。スパイダーのために考案された最新のアップグレードは、クーペへも同様に組み込まれ、新モデルに。

マクラーレン史上初のハイパフォーマンス・ハイブリッド・コンバーチブルとして、新型アルトゥーラ スパイダーを発表。スパイダーのために考案された最新のアップグレードは、クーペへも同様に組み込まれ、新モデルとして同時に導入される。

E モード、コンフォート、スポーツ、トラックというドライビングモードの変更で、アップグレードされた強力なパワーとパフォーマンスを実現する。0-100km/h加速3.0秒、0-200km/h加速8.4秒、0-300km/h加速21.6秒。最高速は330km/hだ。3.0リッターV6とEモーターを組み合わせた先進的パワートレインの総出力は700PSと20PS向上し、ガソリンエンジンの比出力は200PS/Lを超過。

また、マクラーレンならではの軽量化もポイントだ。クーペとの重量差62kgというアルトゥーラ スパイダーはコンバーチブル・スーパーカーの中でクラス最軽量、ライバルとの差は最大83kgにも及ぶ。最軽量の乾燥重量1,457kgでパワーウェイトレシオが驚異の480PS/tに達し、刺激的なパフォーマンスレベルを実現している。パワートレインの最大トルクは720Nm。Eモーターが最大225Nmの過渡トルクを供給して、瞬時のスロットル・レスポンスを保証する。トランスミッションのキャリブレーション変更と新たなプレフィル機能によって、変速スピードが25%向上した。

新設計のパワートレイン・マウントによってダイナミクスのアジリティと正確性を強化している。マニュアルギアシフトもマクラーレンのダイナミクス・モードも、すべてステアリング・ホイールから手を離さずに操作可能となり、ドライバーの要求を満たしてくれる。プロアクティブ・ダンピング・コントロールを擁するサスペンションシステムの反応速度が最大90%高まり、ドライバーのインプットや路面変化に対する反応が向上した。

ブレーキの制動力と高速走行時の一貫性が引き上げられ、新ブレーキ冷却ダクトで熱管理も向上した。再設計のエグゾーストが奏でるクレッシェンドサウンドがドライバーを包み込み、ルーフないしはリア・ウィンドウを下げればさらに顕著に楽しめる。一体型電動式リトラクタブル・ハードトップは、わずか11秒で開閉。車速50km/hまで作動可能。オプションでエレクトロクロミック・ルーフパネルも選択可能だ。

また、4つに分割されたダクトシステムによって空気熱効率を最適化し、エンジンを冷却する気流と排熱を増大すると共に、乗員に当たる風を低減している。マクラーレンのコンバーチブル史上最高の燃料効率を達成(CO2排出量108g/km、EUのWLTP複合モードで燃費4.8L/100km)。EV航続距離が33kmに増加している。

タッチスクリーン式HDインフォテインメント・システムで先進運転支援システム(ADAS)を活用。AppleCarPlay®をサポートするスマートフォン・ミラーリング機能を標準装備し、対応するモバイルデバイスで使えるワイヤレス充電器がオプションに追加した。ブラインドスポット・モニタリング、クロス・トラフィック・ディテクションが新たに追加され、ロードサイン・レコグニションとレーン・デパーチャー・ウォーニングは標準装備になった。エクステリア・カラーに新色が加わり、バッジは黒の新「ステルス」仕様(オプションでシルバーもあり)。
現在、アルトゥーラ スパイダーとクーペ両モデルにおいて注文可能。ちなみに英国では、221,500ポンド(4,225万円)という高額がつけられている。2024年半ばから納車予定となっている。

マクラーレンのエンジニアリングチームに質問した。
―パフォーマンスと効率を向上させるために、エアロダイナミクスはどのように最適化されていますか?
マクラーレンの全モデルと同様、フラットなアンダーフロアと大きなリアディフューザーが装備されているのが特徴です。アルトゥーラとアルトゥーラスパイダーでは、空力性能と冷却性能と空力効率との妥協点が極めて慎重に検討され、明白な性能、冷却性能、効率が互いに並行して開発されました。

―さまざまな使用条件下で信頼性と耐久性を確保するために、どのような対策がとられているのですか?

信頼性と耐久性を確保するために、多くのツールや技術を活用しています。これには、CAE解析による部品負荷のシミュレーション車両外試験による部品性能の検証車両全体試験による車両全体のパフォーマンスの検証が含まれます。これには、耐久性試験、高温・低温気候試験、より具体的なシナリオ試験などが含まれます。

トップギア カーオブザイヤー/トヨタ ランドクルーザー/フェラーリ プロサングエ:トップギア・ジャパン 059





=海外の反応=
「犬を運べる?また、都市での燃費はどの程度?」
↑「はい、犬は運べる。燃費はあまりよくない。ただ、将来避けられないマクラーレンSUVを待って(お願い、神よ、頼むから出さないで)」
「多様性が多いように思える多くの変化に嗤い始めたとしても、私はそれを所有することを非常にうれしく思う」
「完璧な機械…少し味気ないが」

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