ポルシェ ケイマン GT4 RSのマンタイキットでニュルのタイムを6秒短縮した。エアロとシャシーのアップグレードで、すでにパンチのあるポルシェ 718にさらなるパンチを加える。
ポルシェは、718ケイマンGT4 RSのニュルブルクリンクラップタイムを7m03.121秒に短縮するマンタイキット(Manthey Kit)を発表した。…まあ、もちろん、テクのあるドライバーがステアリングを握ったら、ってことなんだけど。
そのテクのある人とは、ポルシェドライバーのイェルク ベルクマイスターであり、彼は最近、標準のGT4 RSのタイムから6.179秒短縮した。念のため言っておくが、このリンクで7分台というのは本当に速い。
このサーキット走行に特化したアップグレードは、ポルシェのモータースポーツパートナーであり、スポーツカーからさらなるパンチを引き出すことに長けているマンタイと共同で開発されたもので、もちろんすべて公道走行が可能だ。
キットは、ディフューザーを備えたまったく新しいカーボン製アンダーボディ、新しいエアカーテン、フロントのフラップ、新しいウイングブレードと大型エンドプレートを備えた85mmワイドのリアウイングで構成されている。
どちらもGT4 RSのダウンフォースを増加させ、より大きなエアロ荷重に対応するため、リアエンジンカバーのボディワークはカーボン織物仕上げで強化されている。リアホイールのエアロディスクも同様で、乱気流を低減している。数値を知りたい?200km/hで、4ウェイ調整可能なリアウイングを「パフォーマンス」に設定すると、ダウンフォースは89kgから169kgに増加する。
ということは、もちろんサスペンションのアップグレードが必要ということだ。マンタイキットでは、「倒立」セットアップの4段調整式コイルオーバーが追加され、フロントのスプリングレートが20%強化される。ブレーキラインも強化され、「正確なプレッシャーポイントが保証」され、広い温度範囲でより一定のフリクションを提供すると言われる特別なレーシングパッドが装着される。
オプションで、CFRP製リアスポイラーとホイールアーチベントを装着することで、ダウンフォースをさらに高めることもできる。
価格は未定だが、全世界で発売される予定で、GT4 RSのドライバーはこのパックに熱狂するのではないだろうか…。
=海外の反応=
「スピードバンプを乗り越えられないほど車体を改造して、サーキットを少しでも速く走ることにやっきになっている人たちばかりだと、人類がどれほど愚かなのかと思わざるを得ない」
↑「愚かなのはスピードバンプだけだ。そして、それを設置しようと決めた人たち」