ケータハム セブンのオーナーであり、Jannarelly Design-1のデザイナー
日本企業のVT ホールディングスが、2021年4月にケータハムカーズを獲得した。そのケータハムは、今夏に創立50周年を迎えるということもあり、動きが活発になってきている。
英国ケータハムは、アンソニー ジャナレリ氏が現在企画中のプロジェクトのチーフデザイナーとして当該ブランドをサポートすることを発表した。
ジャナレリ オートモーティブ社の創業者であるジャナレリ氏は、最高経営責任者であるボブ レイシュリー氏のもとで、既存のセブンモデル以外の将来の製品のデザイン言語を生み出すために、コンサルタント契約を結び、起用されている。
10年来のケータハム セブンのオーナーであり、50年代と60年代のスポーツカーの原点に回帰したJannarelly Design-1 (写真3枚目)のデザイナーでもあるジャナレリ氏は、軽量で高性能な世界に対する生粋の理解を持っている。これは期待できそうだ。
フランス生まれのデザイナー、ジャナレリ氏は、ジュエリー市場でキャリアをスタートさせ、ジュエリーコレクションをデザイン、立上げ、発展させた後、ヨット、家具、建築のデザインに転身した。
その後、中東初の高性能高級スポーツカーメーカーである W モータースのデザインディレクターに就任し、Lykan Hypersport とFenyr Supersport のデザインを指揮した。
ジャナレリ氏は、次のように語っている:「セブンのオーナーで生涯のファンである私は、
ケータハムのDNA を理解しているので、私にとってこれは夢のような仕事です。シンプルで軽量、ドライバーにフォーカスしたスポーツカーがもたらす喜びを私は熟知しています」
「未来のケータハムについての私のビジョンは、私のレトロフューチャーなデザイン哲学を追求するものです。過去のエレガンスとシンプルさに、現代のスポーツカーのプロポーションと精密なディテールを組み合わせた、両方の世界のベストを取り込みたいのです」
最高経営責任者(CEO)のボブ レイシュリー氏は、次のように語っている:「アンソニーを迎え入れることができ、大変うれしく思っています。彼はケータハムというブランドを理解し、スポーツカーの分野で実績のあるデザイナーであり、私や高橋社長をはじめとする日本企業のVT ホールディングスの経営陣が当社に対して持っている将来のビジョンを共有しています。彼は私たちにとって完璧な存在です」