ランボルギーニの新型LB744は、航空工学に着想を得た「モノフセレージ」シャシーによってアヴェンタドールより25%硬くなった


ランボルギーニは、可能な限り常に航空と連携しており、そのつながりはアヴェンタドールの後継機でも続いている。アヴェンタドールのハイブリッドモデルであるLB744とそのモノコックシャシーについて、新たな詳細が明らかにされたのだ。

そしてヘッドラインニュースは、誰も驚かないだろうが、LB744はアヴェンタドールよりも曲がりにくいという事実である。

LB744の裸のシャシーの写真は、その軽量、カーボン、アルミニウムの威力と、現在知られている6.5リッターV12/トリプルEモーター1,015bhpのドライブトレインの量を説明するのに役立つものである。

このパワーの塔を利用しようとするのが、ランボルギーニが「モノフセレージ(monofuselage)」と呼ぶシャシーコンセプトだ。アヴェンタドールのフロント構造がアルミニウムだったのに対し、LB744のフロント構造は、短いカーボンファイバーに樹脂を染み込ませたフォージドコンポジットを使用している。

リアはアルミニウム合金製で、ショックアブソーバータワーとドライブトレインのサスペンションを一体化するために、一対の中空鋳造品が使用された。アヴェンタドールよりも軽量で剛性が高く、「溶接ラインの大幅な減少」を実現している。

支持構造を形成する「モノリシック ロッカーリング」コンセプトはCFRPで形成され、タブ、ファイアウォール、Aピラーを含む鍛造複合要素を囲むと同時に接続している。

なぜ、このようなことが重要なのだろうか?それは、LB744がアヴェンタドールよりも25パーセント剛性が高く、ランボルギーニが主張する「クラス最高の動的性能」を実現するためだ。さらに重要なのは、航空学的なつながりから、LB744がもつ巨大なパワーを発揮する際に「ターン&バーン(航空機が急旋回して攻撃目標を追い回すこと)」という言葉を子供っぽく使うことができることである。





=海外の反応=
「シャシーがランチア モンテカルロに似てる」
↑「90年代や00年代のロータスのシャシーに似てない?ランボルギーニの最高峰となるなら、オールカーボン設計を期待するな」
↑「シャシーはオールカーボンでもいいけど、エンジンマウントやクラッシュ構造など一部の部品は、安全性と法的な理由からカーボン製が認められていないと思う」
「いつ公開されるのか」
↑「2週間ほどで公開されるはず」
「車重が気になる。バッテリー技術によって車体が重くなるが、軽量設計がなければさらに重くなる」
↑「でも、ランボルギーニはこれまで軽さを優先してこなかったじゃん。ムルシエラゴとかさ」
↑「クルマの乾燥重量を約1600-1700kgと推定し、パーツの重量を足していこう」
↑「冷却、流体、より重い部品が追加されるため、2トン以下に抑えるのは難しいだろうね」
「ランボルギーニが将来、アリエルのように軽量化したバリエーションを作る可能性もあるんじゃない?」
「パガーニやケーニグセグのように、マニュアル/オートギアボックスを提供する機会を逸してしまった」

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