これはメルセデスAMG GT3.5、つまり人間にとってのゴルディロックスな(ちょうどいい)レーシングAMGだと考えてほしい。正式にはメルセデスAMG GT2と呼ばれ、AMGが12年に及ぶカスタマー向けスポーツプログラムの中で製作した最もパワフルなレーシングカーであるにもかかわらず、最もハードコアなモデルというわけではない。
その名誉は、「プロのドライバーによるレースがますます増えている」AMG GT3に譲ってしまうのだが、この新しいGT2は「GTレースの世界への入口」であるGT4からステップアップしたクルマなのだ。つまり、GT3.5というわけだ。
「特に野心的なアマチュアドライバーのためのパッケージ」として作られたものということなので、トップギアの心にこれほどまでに響くキャッチフレーズはない。AMGはこの車を「経験の浅い」ドライバーにアピールすることを望んでおり、同社が「信頼できる」ハンドリングを実現できるように作られている。
GT2のロングノーズに搭載される4.0リッター、フラットクランクツインターボV8は、707psとGT3(BOP)およびエントリーモデルのGT4より明らかに高い出力を持っている。
ギア比を変更した6速レーシングギアボックスと組み合わされ、長いカーボントルクチューブを介して後部に取り付けられ、後輪に動力を供給する。無段階に設定可能なモータースポーツダンパーとアジャスタブルアンチロールバーも装備されている。
優れたハードウェア。ルックスもいい。カーボン製のボンネットには大きなエアアウトレットが設けられ、カーボン製のウイングには空力性能を向上させるためのルーバーが取り付けられている。マルチアジャスタブルの巨大な1段式リアウィングも注目だ。鍛造の18インチ合金を採用し、内部にはAMGがプログラム可能な高解像度ドライバーディスプレイを装着している。
また、AMG独自のアジャスタブル・トラクションコントロールやレーシングABSなど、モータースポーツに必要な安全装備も完備している。
「GT3はますますプロフェッショナルになり、GT4はエントリーレベルのカテゴリーとして確立されましたが、メルセデスAMG GT2によって新たな可能性が開かれるのです」と、メルセデスAMGのモータースポーツ部門のボスは説明する。
ここで言うGT2ってのは、もちろんGT3.5のことだけどね。
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=海外の反応=
「ブラックシリーズのオーナーたち、今だ!」
↑「でもそのうち、自分達のマシンを公道で走らせて見せびらかさなきゃって思うんだろうな」