5.8億円からのベントレーレジデンスに住めばエレベーターにクルマごと乗って出かけられる

人工知能と機械学習の人気オンライン講座

そりゃあね、ここに来たたいていの人には、手に入れるのは夢のまた夢なのよ。だって、420万米ドル(5.8億円)からなんだからさ。…なんの話かっていうと、ベントレーモーターズがフロリダ州マイアミに2026年完成予定のレジデンシャルタワー「ベントレーレジデンス」についてである。でも、住めないからこそ、超絶セレブの住居として、こんなに進んでるんだあ!っていう新しい発見をすることは、悪くないのでは?…想像するだけでも…楽しい…じゃん?

ということで、ベントレーレジデンスの近況報告といこう。ベントレーレジデンスには、4台駐車可能でEV充電設備用のスペースも備えたガレージを各住戸に完備すると発表した。開発パートナーであるデザー・デベロップメント社(Dezer Development)にちなんで「デザーベーター(Dezervator)」と名付けられた革新的なエレベーターにクルマごと乗り、道路から各住戸のガレージまでひと息に移動するという至高のライフスタイルを提供する。入居希望者に向けて制作されたバーチャルツアーでは、デザーベーターで各住戸内のガレージまで移動する様子などを含め、ベントレーレジデンスを一足早く体験してもらえるのだ。

ベントレーモーターズとデザー・デベロップメント社は2021年にパートナーシップの提携を発表し、ベントレーブランド初となる高級レジテンスが61階建ての高層ビルとなることと、ラグジュアリーな各住戸からベイビューやオーシャンビューを楽しめることを明らかにしていた。2022年には、サニー・アイルズ・ビーチにあるベントレーレジデンス建設予定地の近くにセールスギャラリーがオープンし、入居希望者を対象にベントレーレジデンスの開発について詳しく案内している。

ベントレーレジデンスにはデザーベーターが4基設置される。ベントレーのパートナー企業であるデザー・デベロップメント社が独自に設計したエレベーターは749フィート(228m)のビル最上階までクルマを運搬する能力がある。各エレベーターには油圧システムがあり、このシステムでタイヤを挟み、クルマを引っ張ってロボットシャトルシステムに載せた後、目的の階までエレベーターが上下に移動する。下の動画が参考になると思う。

クルマのシートに座ったままデザーベーターで移動するという特別な体験に加え、低層階ではエレベーターシャフトの周囲がガラス張りとなり、建物内の共用エリアを一望できる設計になっている。

最上階の61階まで、各住戸内に3台または4台駐車可能なプライベートガレージが用意され、希望すればEV充電設備を設置することもできるので、利便性と安全性に優れ、プライバシーが守られた空間で大切な愛車を保管できる。居住者が所有するクルマにはすべてRFIDタグが貼られる予定だ。ベントレーレジデンスにクルマで到着するとRFIDタグが自動で読み取られる。すると、高度な照明システムが作動し、自宅に移動するための正しいデザーベーターへとドライバーを誘導する。ID情報が自動で認識されるため、ドライバーは降車したりボタンを押したりする必要がなく、そのまま自宅前まで移動できる。

ベントレーレジデンスの共用スペースと豪華な住戸は現在、Unreal Engineを使用したバーチャルツアーで見学可能だ。Unreal Engineはゲーム開発者向けのゲームエンジンだが、高度なリアルタイム3Dを制作するためのプラットフォームでもあり、ベントレーレジデンスのバーチャルツアーに使用されている。バーチャルツアーでは実際の居住者のように建物内を歩いて回ったり、クルマで到着してデザーベーターで目的の階まで移動したりする仮想体験ができる。

居住者の友人や家族など、ベントレーレジデンスを訪れるビジターには地下のガレージを利用できる。地下のガレージにもEVとプラグインハイブリッド用の急速充電ステーションが設置される。

ベントレーレジデンスは建物のどこにいてもワイヤレス通信を利用でき、ホットワイヤーシステムの導入により、デザーベーター内での通信も可能だ。

バーチャルリアリティツアーのアプリを利用してデザーベーターや住戸専用ガレージなどを体験することもできる。プール付きバルコニーを備えた各住戸をはじめ、映画館、ゲームルーム、ウェルネスセンターとスパ、ウィスキーバー、シガーラウンジ、レストラン、美しいロビーなど、ベントレーレジデンスの東西ユニットの全貌をバーチャルプレビューできる。各住戸の販売が正式に開始された今、バーチャルツアーを利用してデザーベーターで61階まで移動したり、共用スペースの精巧なインテリアデザインを堪能したりすることによって、顧客の購買意欲が一段と高まることが期待される。

マイアミのサニー・アイルズ・ビーチにあるセールスギャラリーでは対面でのご案内を実施している。実際の住戸と同じ6千平方フィートのモデルルームをはじめ、完成予定の建物の手の込んだディテールなどをベントレーレジデンスの担当スタッフがご紹介する。モデルルームに配置されている豪華な家具「ベントレーホーム」は、ベントレーモーターズの長年のブランドパートナーであるイタリア製高級家具メーカーがハンドメイドで製作している。モデルルームを通し、入居希望者にインテリアコーディネートの一例を提示し、ベントレーモーターズの大切な顧客に新次元のラグジュアリーなライフスタイルを提案していく。

「まあ、こんな生活していると万歩計の数字が伸びなくて、老化が早まるぞ」っていう貧乏人の負け惜しみで締めるとしようか。…いやいや、セレブは日々高級スポーツクラブで気持ちいい汗を流すから、いつまでも若々しいんだよねぇ…。

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2022/08/53332/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 064

アーカイブ