要点を整理すると、481psの自然吸気5.0リッターV8を搭載したレクサス ISである。米国で発売され、日本では8月25日から正式発売される。で、英国では…うーん。その件については、モゴモゴ…。
右ハンドルのIS500は、日本国内で販売されるものが正真正銘の自動車といえるかもしれない。と、これだけで、かなりの人が耳をそばだて、少なくともひとりのTGフォトグラファーは興奮して発作症状が出ていたので、彼が数年後に個人輸入するクルマがどんなものなのか、見てみよう。
レクサスISは、小型FR高級車として活躍したのは短い期間だったが、オーバーステアのフーリガニズムのためのプラットフォームとしては長い期間務めてきたので、おなじみかもしれないね。あるいは、私たちよりもいい町で育った人なら、よく目にしていたかもしれない。なるほど。
旧IS Fでおなじみの自然吸気5.0リッターV8だ。実際、IS Fに搭載されているのと同じ基本エンジンだが、RC FやLC 500にも搭載されていることを考えると、それは悪いものではないだろう。2022年にV8エンジンを搭載することについてはどうとでも言えるが、「いや、これでも作る価値があり、出す価値があり、我々の名を冠する価値がある」と言い切ることには、ある種の往生際の良さを感じる。
インダクションモーターなしのエンジンにふさわしく、ドイツ車やターボチャージャー搭載車のような低速トルクの壁はなく、535Nmのピーク値は4,800rpmまで到達しない。ターボチャージャー(または電気駆動)の低速トルクを大量に供給されている人々にとっては、おそらく時代遅れか貧弱にさえ感じるだろう。しかし、これはエンジン性能の古い流儀であり、パワーが欲しければ、それを手に入れにいかなければならないのだ。
だから、標準装備の8速オートマチックは…控えめに言っても、奇妙な存在だ。トップギアでは、ご存知のように、マニュアルギアボックスにしてくれよーと書かれた旗を振り続けている。それにしても、5.0リッターのV8を搭載した4ドアサルーンという時代錯誤の車には、同じように時代遅れのものがふさわしいのではないだろうか?機械式リミテッドスリップデフ、リア駆動、7,100rpmでピークパワーを発揮するピーキーなV8…なのに、オートマチックとは…。クルマ系YouTuberが困惑する顔が目に見える。
ドライブトレインのハンデに関係なく、無加速から97km/hまでの加速は4秒台前半であり、もしあなたがa) 1台を見つけ、b) それを走らせる場所を見つけたら、ダイヤルに240km/hと表示されることだろう。km/h表示はもちろん、日本車だからだ。
あえて言うなら、時代遅れのクルマ、試行錯誤の末に味気なくなってしまったクルマということになるだろうか。言い方を変えれば、英国では買えないし…燃料価格が高騰している今だと、このレクサスを欲していないだろう。そんな表現が、核心を突いてるんじゃないの?
=海外の反応=
「このように、パフォーマンスサルーンに巨大なグリルを装着しても、ゴテゴテしていないことが証明されている。私はM3よりこちらの方が好きなのだが、残念ながら少数派だろうから、レクサスがわざわざ英国に送り込んでこないのも当然だろう」
「レクサスがついにこのデザイン言語を完成させ始めたと思うし、素晴らしい車になっていただろうと思う。とはいえ、自分はM3を買うのは止められないので、文句を言える立場じゃないね」