シークレットなBMW M6 CSLは、アクティブエアロを装備した最初の、そして唯一のMカー

このE63世代のBMW M6が、先日のE60 M5 CSLと手を取り合っているところを想像してみる?もちろん、その態度は正しい。E60では、Mはドライブトレインとシャシーで実験を行った。だがこれはもっと興味深く、今日に至るまでBMWがどのMカーにも装着していないものがついている。

それは、アクティブエアロダイナミクスだ。この地味なマルーン(えび茶)カラーの6シリーズのバックデッキには、ポップアップ式のウィングが設置されている。フロントバンパーの後方にはドロップダウン式のスプリッターがあり、空気の流れを抑えて車体下部の圧力を下げ、ダウンフォースを増大させる。センターコンソールのスイッチで操作するのだが、当時のBMWの素材感やデザインには明らかにそぐわない。次のステップとは、物理的なボタンを排除し、車速に依存するようにすることだったのかもしれない。

Mは確かに、ドアトリムからボタンや他のほとんどすべてのものを排除したようだ。窓のスイッチはほとんど使えない角度に交換され、ドアグラブは大雑把に作られた。ドアを閉め、前面の面積を小さくした薄型のエクステリアミラーを確認する。あまりよく見えないが、DTMの雰囲気は抜群だ。

BMWは今日、このM6 CSLスタディのダウンフォースや空力効果について何も主張していない。しかし、それは彼らがまだどの車にもアクティブエアロに手を出していないことを物語っている。ボンネットの下には、M5 CSLと同じ5.4リッターV10とツインクラッチDCTトランスミッションが搭載され、エンジンとインテークには素晴らしいカーボンカバーが被せられている。

さて、これらをすべてまとめて想像してみよう。550bhpの自然吸気V10、ツインクラッチギアボックス、100kg以上の軽量化、アクティブエアロ、0-100km/hは4秒前半、最高速度は322km/hと8,500rpmだ。これはすごいことだよね?


=海外の反応=
「まあ、見た目は素晴らしいね。この6のイテレーションは、太ったお尻も含めて、ずっと好きな感じ」
「いいね。なんだか、自動車メーカーが、消費者の求めるものを提供することで成功を収めた時代のものに思われる」

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