キャデラック プロジェクト GTP ハイパーカーが5.5リッターV8で登場、ル マンを目指す


昨年の夏に発表され、この冬の初めに再び予告されていたキャデラックは、2023年のル マン24時間レースに参加する「プロジェクト GTP ハイパーカー」のカバーをついに取り払った。

プロジェクト GTP ハイパーカーは、他のLMDhレギュレーションと同様、ライバルと共通のハイブリッドシステムを採用するが、5.5リッターV8はキャデラック独自のものとなる。

規則では、エンジンから最大630bhpを引き出すことができ、ボッシュの純正電気モーターがさらに67bhpを供給する。複合出力は671bhpに制限されているし、総重量は1,030kgに固定されている。

ダラーラ製のシャシーをベースにしたこのハイパーカーは、アグレッシブなエアロから巧妙なLED技術まで、あらゆるものを備えている。よく見ると、「ル モンストル」のモチーフも見えるけれど、これは1950年にキャデラックが初めてル マンに参戦した際のニックネームにちなんだものだ。

「キャデラックのようなアメリカを代表するブランドとル マンで総合優勝を争うことは、とても光栄なことです」と、GMスポーツカーレーシングプログラムマネージャーのローラ ウォントロプ クラウザーは語っている。「キャデラックのレーシングレガシーを築きながら、国際的な強豪と世界一過酷なレースで戦うことに、チーム全員が興奮しています」

ああ、そうだ、コンペティションだ。ル マンは2023年から再び黄金期を迎えるようで、来年はアウディ、ポルシェ、アキュラ、BMWが同じLMDhカテゴリーに参戦することが決まっている(2024年にはアルピーヌとランボルギーニがこれに続く予定)。一方、プジョーとフェラーリは、ハイパーカークラスのLMH側への参入に取り組んでいる。

「プロジェクト GTP ハイパーカーは、フォルムと機能のユニークな融合であり、キャデラックの将来のパフォーマンス美学を示すものです」と、キャデラックのリードエクステリアクリエイティブデザイナー、クリス ミカラウスカスは述べている。「私たちは、今後のレースカーから素晴らしい市販車まで、まだまだたくさん持っていますから」

キャデラックは来年、ル マンに挑戦するだけでなく、IMSAウェザーテック スポーツカー選手権と世界耐久選手権の両方でフルシーズンを戦うと発表しているが、これはルールブックの共有化によって可能になったことだ。

テストは夏に開始され、ドライバーのラインナップは後日発表される予定だ。来年1月のデイトナ24時間レースでデビューする予定になっている。

あなたは、来シーズンの活躍に期待してる?


=海外の反応=
「もちろん、キャデラックのエンジン。あるいは、キャデラックのエンジンをベースにしたものだ。あとはイタリアのレースカービルダーが作っている。アメリカンエンジニアリングの勝利だ」
「キャデラックは、格好いいプロトタイプレーサーを作る方法を知っている。これはゴージャスだ!こんなハイパーカーは、ほとんどの場合、壮大な音がしないので、V8が素晴らしい音をたてるのを期待している」
「バットマンがリードドライバー?」
「LDMhの中で一番かっこいい。でも、その見た目が空力を損なっているのでは?」
「オッケー…。すごい!!!」
「BMWのLMDhもダラーラのシャシーで作られてるんじゃなかったっけ?」
↑「おっしゃる通り。LMDhの場合、4種類のシャーシメーカーから選ぶことができると思う。このクラスのシャーシはすべて同じ仕様だ」

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2022/06/50424/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

HP Directplus -HP公式オンラインストア-

ピックアップ

トップギア・ジャパン 060

アーカイブ