アバルト 695 エッセエッセ、世界限定台数1,390台のうち400台と30%近くを日本に導入

キター!待望のアバルト 695 エッセエッセが、ついに日本に導入。この記事を読んでから、待っていた人も多いのではないかと思う。なんてったってすごいのが、世界限定台数1,390台のうち400台が日本に来る、ってこと。30%近い台数が日本に導入されるって、日本でのアバルトの人気の高さ「どんだけー」。それも、トランスミッションは全車5速MT。Grigio Campovolo(グレー)とNero Scorpione(ブラック)の右/左ハンドル車の4種が各100台導入される。価格は4,700,000円。アリでしょう。おっと、発売は5/28からね。

695 エッセエッセの起源である「695 SS」は、1949年に創業し高性能車メーカーとして発展を遂げたアバルトが、モータースポーツの世界でさらなる高みを目指して、1964年に送り出したモデルだ。当時、ツーリングカー選手権は排気量によりクラス分けされ、600cc以下のクラスを制したアバルトは、次なるステップとして700cc以下で競われるカテゴリーへの挑戦を決意していた。そのベース車両として送り出されたのが「フィアット・アバルト 695」。そのさらなる高性能版として「695 SS」が誕生した。SSはイタリア語でエッセエッセと発音し、スーパースポーツを意味している。695 エッセエッセは、その695 SSにオマージュを捧げるモデルである。

この度登場した695 エッセエッセは、往年の“695 SS”にヒントを得ながら、現代風のアレンジを加えたモデルに仕上がっている。ボディカラーには695 SSを彷彿とさせるGrigio Campovolo(グレー)ならびに、Nero Scorpione(ブラック)を採用。ボディサイドにはスポーティ感を引き立てるホワイトのストライプや、特別装備の17インチアルミホイールが組み合わされ、さらにボディ随所にホワイトアクセントを配することで、レースカーのような雰囲気を高めている。また、サイドの「695」エンブレムと、リアの「695 esseesse」エンブレムが、特別なモデルであることを表現している。

695 エッセエッセは、黎明期より軽量化や空力性能の向上を図ったアバルトの飽くなき探究心を継承し、運動性能の向上が図られている。具体的にはフロント周りを軽量化するアルミニウム製エンジンフードを採用し旋回性の向上を図ったほか、リアに角度調整式のアジャスタブルスポイラーを採用し、高速走行時の挙動の安定化を図っている。また、ベース車とは異なるAKRAPOVIC(アクラポビッチ)製の高性能エキゾーストシステムが、スポーティなサウンドを発してくれる。

インテリアでは、695 esseesseのロゴ入りで、ホワイト仕上げバックシェルとなるSabelt(サベルト)製スポーツシート、ならびにレッドシートベルトを採用するほか、同様にロゴを配したアルカンターラダッシュボードやフロアマットによりプレミアム感が高められている。またカーボン調シフトノブやロゴ入りトノカバーを採用するなど、細部までデザインに気を配っている。

新型の電気自動車であるフィアット 500が登場したことで、アバルトのホットハッチはもう終わりだと思っていた人は、考え直したほうがいい。180psの1.4リッター・ターボは、欧州でのパフォーマンス値だが、最高速225km/h、0-100km/hを6.7秒で走るこれまでで最も速いクルマでもある。購入意欲が湧いてきた、って人もたくさんいるんじゃない?

https://www.abarth.jp/limited/695-esseesse/

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