「オレに任せとけ!」って言われそうなメルセデス・ベンツ Vクラスの一部改良とともに、V 220 d エクスクルーシブ ロング プラチナスイートが仲間入り。これぞ漢の中の漢!って感じで、頼もしいわぁ。V 220 dが8,400,000円、V 220 d アバンギャルド ロングが8,660,000円、V 220 d アバンギャルド エクストラロング が8,920,000円、V 220 d Marco Polo HORIZONが10,160,000円、そしてV 220 d エクスクルーシブ ロング
プラチナスイートは12,050,000円となっている。V 220 d Marco Polo HORIZONが4月からの納車予定だ。
ここでちょっと漢の歴史をおさらいしとこう。1998年に欧州のミニバンとして初めて日本に導入された「Vクラス」は、ワイドでスクエアなスタイリングと広く上質な室内空間にアレンジ自在なシートを備え、プレミアムミニバンというセグメントを創出した。その後も、2003年、2015年のフルモデルチェンジを経て、7名乗車のシートレイアウトや左右両側の電動スライドドア、リアエンターテインメントシステムなど、日本の顧客ニーズにあわせて装備や専用アクセサリーの拡充を図り、累計販売台数約3万台を達成したロングセラーモデルだ。
2019年10月に発表した現行Vクラスは、全ての乗員が快適に過ごすことができ、3点式シートベルト一体型のシートや多彩なシートアレンジが可能なシートレイアウト、FR(フロントエンジン・後輪駆動)レイアウトなど、これまでのVクラスのコンセプトを継承しながらも、安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」と対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を標準装備する等、最新の「メルセデス・ベンツ
のミニバン」の名に相応しい快適性と安全性を備えている。
Vクラス全モデルに、最新の2.0リッター直列4気筒クリーンディーゼルエンジン「OM654」が搭載され、最高出力163PS(120kW)、最大トルク380Nmを発生。振動、騒音も低減されたほか、シリンダーブロックと、ピストンに熱膨張率の異なる素材を採用することや、メルセデス・ベンツが開発した表面コーティングNANOSLIDE®を導入することで、摩擦を低減し効率性を向上している。さらに、排出ガス浄化経路の短縮やsDPF(DPF with SCR Coating選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルター)を採用するなど、排気の浄化にも注力して開発され、欧州において導入されているRDE(実路走行試験)規制に適合したエンジンだ。トランスミッションは全モデルに9速オートマチックトランスミッション「9G-TRONIC」を
採用。1速から9速までの変速比幅が広いことから、エンジン回転数が大幅に低減され、優れたエネルギー効率と快適性を実現した。
追加されたV 220 d エクスクルーシブ ロング プラチナスイートは専用アルミニウムインテリアトリム、全席ナッパレザーシートとレザーARTICOダッシュボードを採用し高級感あふれるインテリアを演出している。また、前席にはシートと乗員の接地面の蒸れを防止するシートベンチレーターを備え快適性も向上させた。さらにデジタルルームミラーを標準装備することで、後席の同乗者や大きな荷物で見えにくくなる車両後方の視界を補助。スイッチを操作することで通常のルームミラーに切り替えることも可能だ。
運転席と助手席の間には、3.2リッターの容量がある冷蔵庫付きセンターコンソールがあり、その後方には温冷機能付きカップホルダーを備えている。2列目には、カップホルダー、 USB ポート、スマートフォン用トレイ、小物入れが備わるエクスクルーシブシートを標準仕様とし、快適な移動をサポート。また、前席背面部にシートバックテーブルを採用している、と、まさにイタレリツクセリなのだ。かっけぇ。