ケーニグセグ純正のカーボンファイバー製エアロパーツを、テスラに装着したいって?そんな無理ゲーできるわけな…いや、できるんだって

ケーニグセグがテスラ用のカーボンファイバー製エアロパーツを製造しているという、これ以上ないほど現代的なニュースが入ってきた。つまり、新興の、ゲームゲームチェンジャーなスーパーカーメーカーが、新興の、ゲームチェンジャーな電気自動車メーカーのモデルに適合するハイエンドビットを作っているということなのだから。

第二段落のお決まりとして、ここでいくつかの技術的な指摘をする必要がある。まず、このカーボンパーツはテスラではなく、「アンプラグド パフォーマンス」というアフターマーケットチューナーに直接納品されるということだ。もうひとつは、カーボンファイバーは「ケーニグセグ アドバンスト マニュファクチャリング」という会社から供給されているということ。

アンプラグド パフォーマンス(Unplugged Performance)をご存じない方のために説明すると、同社の得意分野はテスラという、直線では間違いなく強力なマシンを使い、いわば仕事をもう一段回上まで仕上げることだ。アメリカ車がコーナーをうまく回れないって冗談で言ってるうちはいいんだけど、リアルでコーナーに突っ込んで、ソフトウェアがどんなに賢くても、物理の法則をごまかすことはできないことがわかると、洒落にならなくなり、むしろ面白くなくなるもんだからね。

しかし、サスペンションやブレーキなどの改良は、物語の半分に過ぎない。アンプラグドで完成するのは、もっと全体的なことなのである。数年前、アンプラグド パフォーマンスのボスが私たちに言ったように。「テスラを注文するときは、ウェブサイトからオプションを選び、ある時点ですべてのオプションを搭載したフルロードカーを注文します。私達のビジネスは、そのプロセスが終わった時点から始まるのです」

つまり、大量生産されたテスラを、内側も外側も、好きなだけオーダーメイドできるんだ。その結果、私たちや購入者、そしてテスラのファンを増やしているように、メルセデスがAMGにしたように、アンプラグドがテスラの社内チューナーとなる世界も見えてくるかもしれないよね。

一方、ケーニグセグ アドバンスト マニュファクチャリングは、バルセロナを拠点に20年間カーボンファイバーに特化してきた会社だ。2016年の時点でケーニグセグが同社を買収したのは、ケーニグセグ オートモーティブ(つまクルマ作りの方)が必要とする、非常に複雑でトップレベルのCF(Checking Fixture)作業を支援するためだと思われる。成功したビジネスがそうであるように、そこから同社は成長し、今ではケーニグセグを購入するというわずかなコストの障害もなしに、ケーニグセグにふさわしいカーボンファイバーを提供している。ウインウインってやつだね。

ケーニグセグはカーボンファイバーに関してはパイオニア的存在で、自社で製造し(もちろんKAMの協力も得て)、自社の車両にカーボンファイバー製ホイールを装着した最初の企業でもある。さらに、レゲーラのカーボンファイバーホイールは750個の部品から作られ、リム1本につき1週間を要したということも。きっと、オーナーは自分のホイールが縁石付近を通るときには、神経質になっているんだろう。

このパートナーシップの正式名称は「UP x KAM」で、最近では小文字の「x」を付けないとコラボレーションできないからです。というのも、最近のコラボレーションは小文字の「x」抜きには語れないからだ。

=海外の反応=
「僕は、メーカーがコラボレーションするのが大好き(メルセデス/マクラーレン SLRとかさ)。いつかテスラとケーニグセグがコラボして、(スーパー)カーを作ってほしいね」
↑「めっちゃ同意…。リマックとケーニッセグ、リマックとポルシェのように、多くのノウハウが交換されるのはGood」
↑「リマックとケーニグセグのコラボが、僕のドリームチーム」
↑「ケーニグセグは、リマックにレゲーラのための(バッテリー、電気モーター、ソフトウェア)の提供を要求し、それがパートナーシップを結んだ理由だ。しかし、最近ポルシェもリマックにバッテリーのヘルプを求めたので(最近リマックがブガッティを買収したので非公式なパートナーとして)、その提携を通じてリマックはポルシェの株をいくつか持ち、ポルシェも提携の対価一部としてリマックの株をいくつか手に入れた…。そう、リマックとケーニグセグの絡み合った絆だ。こういうことは、好むと好まざるとにかかわらず、今や大きなファミリーやグループの一員として必然の出来事だ」
「これで、地球は救われたことになる」
「スポーティなEVの選択肢が増えるのはいいことだ。PM3用のアップグレードパーツが手に入るのは素晴らしい」
「世界は驚きに満ちていて、本当に予想外だった。ケーニグセグの技術がどんどん伝わっていくのを見たいので、反対はできない」

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