2024年発売予定の電動スポーツカー、ピエヒ GTは5分のトイレ休憩で400kmの充電が可能

電気自動車のピエヒ GTは、2019年のジュネーブモーターショーで初めて公開されたのだが、こうした野心的なスタートアップ企業の多くがそうであるように、それ以来、この車については何の音沙汰もなかった。

しかし、恐れることはない。ピエヒ オートモーティブによれば、コロナウイルスのパンデミックによる遅れを克服し、2024年の発売に向けてプロジェクトは、いまだ「完全に軌道に乗っている」という。

ところで、ピエヒって、あのピエヒ?…そう、あのピエヒだ。故フェルディナンド ピエヒ氏の息子が設立したスイスのピエヒオートモーティブ社は、事業拠点をミュンヘンから南ドイツのメミンゲンに移し、テストコースの利用などを可能にした。

3月には2台目の試作車が完成し、今後2年間でさらに多くの試作車が完成し、寒冷地と温暖地でのテストが行われる予定である。もちろん、ニュルブルクリンクでの走行も計画に入っている。

ピエヒ GTは、フロントアクスルに1基、リアアクスルに2基のモーターを搭載し、合計603bhpを発揮。最高速度はまだ発表されていないが、0-100km/hは3秒以下、0-200km/hは9秒以下になると考えられている。車両の重さは1,800kg以下を目標としている。

75kWhのバッテリーで500kmの航続距離を約束し、CCS2充電器で80%の充電を8分で完了するそうだ。

しかし、それだけでは満足できず、電力会社のTGOOD社と協力して、わずか4分40秒で同じ量を充電できるシステムを開発している。つまり、サービスステーションでトイレに行く時間を利用して、約400kmの航続距離を実現することができるんだ。まさに夢のような話だよね…。

バッテリーは2つのパーツに分けて搭載されている。1つは中央のトンネル内に、もう1つはリアアクスルを挟むように設置されており、スポーツカーのハンドリングと40/60の重量配分を実現。全長4,432mm、全幅1,991mmのフットプリントは、ロータス エヴァイヤよりは小さく、初代テスラロードスターよりは大きい。

ピエヒ オートモーティブ社は、「有名自動車メーカーの設備」を利用して、初年度に1,200台のGTを生産し、欧州各国、米国、中国で販売する計画だ。この車は、モジュール式のプラットフォームをベースとしており、将来的には、ピエヒのSUVやピエヒのスポーツリムジンのベースとなる予定である。

ご感想は?

=海外の反応=
「マツダ ロードスター RFのEV版」
「一般的ではないけれど、絶妙なルックス」
「綺麗で上品なクルマ」
↑「最初の2枚の写真を見ると、車高が低くて幅広なのがわかるが、横から見ると短すぎるように見える。個人的な意見では、もう少し長い方がずっといいと思う」
「ああ、いいね。フロントは誰かがフォード プーマの上に座っているような感じだけど」
↑「すみません、最近ダイエットがうまくいってなくて…😳」
「どのCCS2充電器でも、8分で80%の充電が可能だって?それは大変なこと。しかも4分とか!?どんな魔法を使っているんだ?」
↑「先週見た記事では、電極の1つをスーパーキャパシタに置き換え、バッファとして機能させることで、接続時間を短縮するバッテリー技術が紹介されていた。あるいは、ピクシー(妖精)の仕業かもしれない」
「見た目はよく、シンプルでエレガントなデザインが好きなのだが、これでは少しレイヤーが足りないかもしれない。
フェラーリ ローマにも感じたことだが、最初に見たときには美しいと思わずにはいられないが、すぐに飽きてしまう。良い仕事だと思うけれど、あとちょっとした工夫があれば、本当に心に残るクルマになると思う」
「フロントはフォード プーマのように見えるけど、それ以外は素晴らしいクルマだと思う」

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