ピレリとランボルギーニ カウンタック、初代から新型LPI 800-4まで50年の歩み

ランボルギーニ カウンタック特集のトップギア・ジャパン 045号が発売されたばかりだが、カウンタックと50年のお付き合いがあるピレリから、ニュースが入ってきた。新型カウンタック LPI 800-4 用には、最新の P ZERO CORSA が専用開発されている。

ピレリタイヤは、1971 年のオリジナルから 112 台限定の新しい LPI 800-4 までの、ランボルギーニ・カウンタックのすべてのモデルに搭載され、ランボルギーニとの 50 年に及ぶ技術的パートナーシップを築いてきた。ピレリとランボルギーニは現在も、パフォーマンス、スポーティ、コントロールを主軸とした最先端の技術を共に開発している。

2021 年型ランボルギーニ・カウンタックは、最高出力 814 馬力、最高速度 355km/h を誇るハイブリッド・スーパーカーであり、今年 50 周年を迎えた象徴的なモデル名にふさわしいトリビュートとなっている。ピレリは、車両の性能をはじめ、安全性、コントロール性、ハンドリング性を向上させるために開発された P Zero タイヤ(サイズ:前輪 255/30 R20、後輪 355/25 R21)をこの新モデルに装着した。タイヤの構造とコンパウンドを最適化することで、あらゆる走行状況で最適な接地性を実現し、ドライでもウェットでも高いレベルのトラクションとブレーキ性能を発揮する。ピレリ P Zero は、ピレリのモータースポーツのノウハウと、世界のトップカーメーカーとの継続的なコラボレーションの融合により、ウルトラ・ハイパフォーマンス(UHP)タイヤとして誕生した。さらにサーキットでのパフォーマンスを求めるドライバーのために、P Zero Corsa がオプションとして用意されている。モータースポーツ技術の粋を結集したタイヤを、公道とサーキットの両方で使用することができる。デュアルコンパウンドのトレッドと非対称デザインにより、サーキットでの高速走行に必要なグリップ力とトラクションを適切にバランスさせている。さらに、P Zero Corsa は、装着された車両が生み出す高い熱力学的ストレスにも強い耐性を持っている。

ランボルギーニ・カウンタックは、アイコンであるミウラよりもさらに速く、技術的にも進んでいる革命的な車として誕生し、1970年代のスポーツカーの典型であると同時に、現代の高性能スーパーカーの先駆けとなった。当時、ピレリの最もスポーツ性の高いタイヤは、ミウラに装着されたチントゥラート CN12である。このタイヤがロープロファイルタイヤの起源となり、1971 年にカウンタック LP500 の純正タイヤとして採用されたピレリ P7 が誕生した。その 2 年後にはカウンタック LP400 が登場。1977 年までに 152台しか生産されなかったこのモデルは、コレクターの間で最も人気のあるモデルとなっている。LP 400は、新しいデザインのマグネシウムホイールにロープロファイルタイヤのピレリ P7 を装着した LP 400 S へと進化した。その後、1982 年から 1985 年まではカウンタック LP 5000 S、1985 年から 1988 年までは
LP 5000 Quattrovalvole が発売される。1988 年にデビューしたカウンタック 25 周年記念モデルには、ランボルギーニ初のピレリ P Zero が採用された。このピレリ P Zero は、世界中のスーパーカーのために開発されたタイヤで、現在、最もパワフルな車に装着されている。 ランボルギーニ・カウンタックのヒストリックモデル用のタイヤは、ピレリ・コレッツィオーネとして現在も販売されている。これは、1950 年から 1980 年の間に製造されたアイコニックな車に特化したタイヤのシリーズで、当時のタイヤのオリジナルな外観を維持しつつ、現代のテクノロジーにマッチさせたものである。

ピレリとランボルギーニのコラボレーションは、フェルッチョ・ランボルギーニがピレリに新生コンストラクターの最初の車への装備を依頼した1963年にさかのぼる。それが、同年のトリノ・モーターショーでプロトタイプとして発表された350GTVだった。これが歴史的なコラボレーションの第一歩となり、今日に至るまで、自動車史の中で最も重要な瞬間を彩ってくる。GTVの市販モデルは350GTと名付けられ、時速240kmを超えるスポーツカーに装着するために開発されたHS(High Speed)仕様のチントゥラートシリーズのタイヤが採用された。その後、ピレリはランボルギーニ LM002にピレリScorpion、1990年のランボルギーニ・ディアブロにピレリP Zero、2001年のムルシエラゴと2003年のガヤルドにP Zero Rossoを供給するなどして、オーダーメイドのタイヤを開発してきた。

半世紀以上続くこのコラボレーションを記念して、ランボルギーニはアヴェンタドールの特別バージョン、ランボルギーニ・アヴェンタドール LP 700-4 ピレリエディションを製作した。ランボルギーニのラインナップは、SUVのウルス用Scorpionから、クーペ、スパイダー、ロードスター用のP ZeroやP Zero Corsaまで、ピレリはランボルギーニ専用のタイヤを開発するという使命を果たしながら、現在も成長を続けている。

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