世界最速ギアボックスを備えたケーニグセグ ジェスコ、限界は「タイヤと場所と正気」

皆さん、ケーニグセグ ジェスコの完成品が届いた。…いや、正確には、ほとんど完成している状態だ。ここで見ている写真は、ケーニグセグが最初のカスタマーシャシーの「予備組立」を開始した直後に公開された「プレシリーズ生産車」だ。125台のジェスコは、通常の車と、低ドラッグのアブソリュートに分けて、年に40から50台のペースで製造される予定。最初のクルマは2022年の春に完成する予定だが、もちろんすでにすべて売れてしまっている。1台200万ポンド以上(3億円/税引前)の価格でも。

簡単に説明すると、ジェスコは5.0リッターのツインターボV8を採用し、8,500rpmまで回転させ、E85バイオ燃料で約1,600bhpを発揮する。このトランスミッションは、7つの湿式多板クラッチを備えた9速トランスミッションで後輪を駆動させる。「世紀末に近代的なデュアルクラッチ技術が開発されて以来、見たことのない規模の進化を遂げている」という。ケーニグセグは、この「ライト・スピード・トランスミッション(LST)」が、世界最速のギアボックスになると主張している。

標準車では、249km/hで約800kg、275km/hで約1,000kgのダウンフォースが得られる。アブソルートでは、この数値を可能にする巨大なアクティブ・リアウイングに加えて、ロングテールやその他のさまざまな空力的改造を施し、「信じられないほど速い」最高速度を実現している。

「シミュレーションでは、我々が目標としている500km/hをはるかに超えることになります」とクリスチャン フォン ケーニグセグは言う。「限界があるとすれば、タイヤと場所と正気ですから」なんてこった。

=海外の反応=
「こっち>ブガッティのすべて」
↑「ブガッティの特徴として、ジャーナリストの誰もが絶賛しているのが、いかに優れたエンジニアリングが施されているかということ。威圧的なパワートレインにもかかわらず、走り続けることができる究極の自信を与えてくれる。これを実現するのは、小さなオーダーメイドメーカーでは困難なのだ。だから、多くの人が何らかの理由で主観的にジェスコを好むかもしれないが、私はケーニグセグに、ジェスコを山道でレビューしてほしいと思っている」
↑「なぜそのような比較をする必要があるの?無意味じゃん」
↑「実際、このクルマよりもシロン 300+の方が好きかな。あらゆる面でケーニグセグの方がはるかにクールだけど、ブガッティの方が実際に160km/h以下でより多くのパワーを発揮できる。後輪だけで1600馬力を出せるのだから、控えめに言っても難しい。だから、日常的な場面ではブガッティの方が速いし、ブガッティなら、サーキットに持ち込んで自分で300mphを出すことも、合法的にできるんだ。とはいえ、投資額の面では、ケーニグセグの方が上だろうね」
「ハイパーカーが完全に電気自動車になっちゃったら悲しいだろうな」
「ヘッドライトが好きかどうかは自分でもわからないが、他の部分はとても素晴らしいので、気にならない」
「様々な角度から見ると、私にはグンペルト アポロと同じくらいひどいものに見える。エレガンスを競うクルマじゃないけど、ほとんどのハイパーカーはもっと良く見えるもんね」
「銀行口座に鼻で笑われました。…ってことで、今回はごめんなさい、ケーニグセグ」

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