海をテーマにしたロールス・ロイス ボート テイルで優雅なバカンスへ出かけよう

インターネットをご利用の皆様、ロールス・ロイス ボート テイルへようこそ!このクルマは、全長6メートル近いグランドツアラーで、取り外し可能な「キャノピー」ルーフと、リアデッキの下に隠された「ホスティングスイート」と呼ばれるものを備えている。

ファントムと同じプラットフォームをベースに、V12エンジンを搭載したこのクルマは、「現代の海のデザインに深い理解を示す」顧客のために、合計3台が手作りされた。このクルマの美学は、Jクラスのヨットや「ボートテイル」と呼ばれる往年のロールス・ロイスにインスパイアされている。これは、20年代から30年代にかけて、コーチビルダーがロールス・ロイスのシャシーに「帆船の船体形状」を接ぎ木して作られたものである。

実際、写真のクルマを依頼した夫妻は、1932年製のロールス・ロイス ボート テイルを所有しており、この高価な新しいおもちゃの到着に合わせてレストアしたばかりだという。

ボート テイルは公道走行が可能で、ロールス社は主要モデルと同様のダイナミックなテストを受けていると主張している。ボート テイルのプロポーションに合わせるのに8ヶ月を要した同社の既存のアルミニウム構造をベースにしているが、1813個の新規の完全な特注部品を採用している。ステレオにも手が加えられており、ロールス社は15個のスピーカーシステムを、フロア構造全体を共鳴室として使用するようにしている。

さらに、5つのECUと9ヶ月かけて開発された特殊なワイヤーハーネスを持つ「ホスティングスイート」を採用。ボタンを押すとリアデッキがバタフライスタイルで開き、そこにはロールス・ロイスには申し訳ない表現だが、事実上のピクニックセットが現れる。片側はドリンク専用で、お客様のお気に入りのシャンパンを入れる(そして適温まで急速に冷やす)ために特別に設計された二重の冷蔵庫も。もう一方はおつまみ用ね。

キャビアが腐らないように、ファンが設置されている(ロールス社では摂氏80度までテスト済み)。また、日陰を作るためにセンターラインからパラソルが出ており、小さなテーブルと2脚のスツールを収納するスペースもある。

雨が降ってきたら?他のロールス・ロイス(一部のシュコダ)と同様に、ボート テイルにもドアカードに傘が隠されている。固定式「キャノピールーフ」についてはあまり語られていないが、使用しないときは手動で組み立ててガレージに保管しなければならないようだが、ボート テイルには「静的一時的シェルター」としてトノカバーが付属していることが確認されている。

特筆すべきは時計だ。このクルマのオーナーは、ロールス・ロイスやシャンパンの他に、ボヴェの時計をコレクションしている。ロールス社とボヴェ社は、3年の歳月をかけて2つのトゥールビヨン・ウォッチを開発し、手首に装着したり、ボート テイルのダッシュボードに取り付けたりすることができる。

これにどれだけの費用がかかったのか?分からないが、数百万ポンド(数千万円)はかかっているだろう。

=海外の反応=
「皇帝の新しい服か何か?」
「お見事。このような作品をもっと見たいな」
「素敵ですね。時計が見えないのが残念だけど」
「"ロールス社は80℃までのテストを行った"
つまり、オーナーになる人はサタンか、かなり昔に冷却装置がないところで熱射病で死ぬことを望んでいる人なんだろう」
「シャンパン用のグラスが3つ、オレンジジュース用のグラスが1つ」
「スウェプテイルが道路を走っているのを見たことがある(マクラーレンF1オーナーズクラブのリユニオンのために、コモ湖からボルドーに向かってた)。あのロールスロイスの特注品が公道を走っている姿は、まさに陸の孤島と呼ぶにふさわしいものだった」
「素晴らしい、このような顧客がいるからこそ、職人はとても活気が出てくるのだ」
「誰か私にバケツをください。銀色のシャンパンバケツでいい」
「屋根を下ろした方が、むしろ素敵。屋根を上げると?「壊れた乳母車」が頭に浮かぶ」
「美しいんだけど、正面は丸い目で悲しい顔に見える。僕だけ?」
「ロールス・ロイスとマクラーレンのスピードテールとBMW Z8が混ざっているように見える。リアのドリンクキャビネット、冷蔵庫、パラソルがお気に入り」

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