紙の使用量50%減のベントレーの従業員が持続可能性についてさらに深く考える

この世の中でも、FAXが中心の会社ってのもあるらしい。自分の場合、今だプレスリリースをFAXで送ってくるところが何社かあって、こちとらインターネットFAXなもんだから、たまにしか受信箱にアクセスせず、すでに終わっちゃったイベントの山が…。先方さんは、FAXで送れば排出されてるから、目にしているはず、と思い込んでいるんだけど、100%じゃない。一社ずつお断りすればいいんだけど、めんどくさくてできない。「FAXで送って」という希望者以外は送信をやめる、とかならないもんかね?やっぱ、こんなんだとペーパーレス化なんて、進まないよね…。でも、ベントレー社員はペーパーレスにも熱心に取り組んでいる。

クルー本社および世界中で働く4,000人のベントレーの従業員は、フォルクスワーゲングループの「#Project1Hour(プロジェクト ワン アワー)」キャンペーンに合わせ、気候変動への理解を深め、プライベートおよび仕事上で行えるアクションや機会について考えるため、アプリ上での1時間のワークショップを実施した。

「プロジェクト ワン アワー」計画は、世界中の様々な地域のチームやディーラーでも実施されており、従業員の行動と意識によってより大きな変革をもたらすという「ビヨンド100」戦略の重要な部分を加速させることに焦点を当てている。また、従業員が自分のカーボンフットプリント(CO2排出量)を認識し、一人ひとりが実行できる具体的なアクションについて考えるきっかけを与えている。

「ペーパーレス」活動は、101年の歴史を持つベントレーが、新世代のIT専門家や地元のIT実習生を採用することにより、デジタル化を大きく前進させてきたことを反映している。
新型コロナの影響ですでに進められていたデジタル化と合わせ、以前は紙を使っていたプロセスに関して様々なデジタルソリューションや代替方法を考案した。もちろん「プロジェクト ワン アワー」活動も、社内アプリ上で行われた。これらの変更により、紙の使用量は2019年から50%削減されている。また、今月末には社内のプリンターの25%を撤去し、2021年末までにさらに30%を減らす。

「電源オフ」活動は、一人ひとりの小さなアクションが大きな変化をもたらすことを示している。クルーの本社は国際規格であるPAS2060に準拠したカーボンニュートラルの認証を、2019年10月以降カーボントラスト社から受けており、主要な製造インフラの管理を徹底するため工場には赤外線センサー付きの照明や設備がすでに導入されている。それでもなお、従業員に小さな変化を促すことでエネルギー消費をさらに削減できるという試算があり、これによると、毎日の終わりにスクリーン、ファン、照明、充電器などの「余剰」デバイスの電源を切ることで、1時間あたり最大700kWhを節約できるのだ。

会長兼CEOのエイドリアン・ホールマークは次のように述べている:

「ベントレーは、『ビヨンド100』戦略の実現に向けた道をすでに歩み始めており、2023年までにすべての製品にハイブリッド・オプションを導入します。また、2025年に最初のBEV車を発売する予定であり、2030年までに完全なカーボンニュートラルを実現するという明確な目標に向けて邁進しています。 私たちは、このことを当社の未来に向けた戦略の重要な部分であると考えています。

『プロジェクト ワン アワー』は、私たち一人ひとりに環境への影響を考え小さなアクションを起こす機会を与えてくれるものであり、その積み重ねによって大きな変革をもたらすことができる非常に重要なプロジェクトであると考えています」

FAX使ってくる会社にも、ホールマーク氏からガツンと言ってやってほしい…。
https://www.bentleymotors.jp

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