アストンマーティンのSUV、DBXと一緒に暮らすリアル

散歩に出かける。だが、選んだ駐車場にはスペースがなかったのだ。でも、モードをフリックしてみると、DBXはその場所に合わせてくれる。例えば「テレイン+」は車高を最低位置から95mm上げて、こっそり縁石を乗り越えることができるのだ。このまま放置しておくのは少し罪悪感があるのだが、別にオフロードの実力を試すというわけじゃない。

そうだった、最初ここに来た時は、グループテストのロケハンのためで、その2、3週間後にピークスに戻ってきたんだったっけ。筋金入りには見えないかもしれないし、ウインチやしっかりした車軸という本格派の観点ではそうでもないのだが、それでも、バクストン郊外のマックルズフィールド・オールドロードの滑りやすい岩場や段差、ピッチなどでDBXを試してみた。

結果的には、比較的簡単に乗り切ることができた。剛性の高いシャシーは、車内のきしみやガタつきをほとんど感じさせず、硬いスプリングのおかげで乗り心地は自分の好みよりも少し硬めだったが、自分がどこにいるのか、何をしているのか、どう対処しているのかは常に把握できていた。

タイヤに限界がある。DBXでは、Pゼロ、スコーピオン ゼロ、スコーピオン ウィンターの3種類のピレリを選ぶことができる。私はスコーピオン ゼロを選んだ。通常のオンロードとオフロードを交えた99%の走行では、必要なものはこれで十分だ。それ以上挑むのなら、泥除けが必要。ありがちなのは、濡れた草の上を走ること。その場合は、指を交差させて祈ってほしい。それは、オフロードでは最も困難な路面となる。

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